2016年 05月 30日
2016年ヨーロッパ選手権:種目別ゆかの演技構成 |
2016 Europeans Bern (SUI) EF FX Routine Guide
2016年のヨーロッパ選手権・ベルン大会:種目別ゆかの演技構成です。
#1 BELYAVSKIY David (RUS)
D:6.5
E:8.700
Score:15.200
コリバノフ(後方伸身宙返り2回ひねり屈身宙返り)から入る。屈身姿勢で脚が割れやすいのがこの技の泣きどころか。以前はトーマス(D)が入っていたが、今回は抜いている。着地をよくまとめ、いきなり15.200という高い得点を出す。
#2 NAGORNYY Nikita (RUS)
D:6.8
E:8.766
Score:15.566
著しい成長を見せる19歳。新月面、後方7/2ひねり、前方ダブルへの連続技と、ダブルもひねりも組合せも何でもこなす。ほとんどの着地を止め、高得点を出したチームメイトを大きく上回る。
#3 THOMAS Kristian (GBR)
D:6.2
E:8.841
Score:15.041
ディフェンディングチャンピオン。Dスコアは高くないが、長身を活かした雄大な宙返りを見せる。着地もおおむねまとめて高いEスコアを出す。
#4 VERNIAIEV Oleg (UKR)
D:6.6
E:8.433
Score:15.033
5の後は予定では前方3/2。2016年になって取り組んでいるこの構成は、8もシュピンデル・ゴゴラーゼ(D)にしてD:6.9にするのがマックス。12技と盛りだくさんで、いかにもベルニャイエフらしい構成と言えるが、今回のようにミスが出て通らないことも多い。
#5 BRAEGGER Pablo (SUI)
D:6.5
E:8.700
Pen:0.1
Score:15.100
地元の大声援を浴びての演技。新月面では雄大な宙返りを見せるが、着地が後ろにふらつき、ターンしたところでわずかにラインを割ってしまう。
#6 SHATILOV Alexander (ISR)
D:6.6
E:8.800
Pen:0.1
Score:15.300
大会のたびにいろいろな構成を試してくるが、最近のここ一番ではコロブチンスキーを最初に持ってくる。D:6.7や6.8の構成もあるが、今回は6.6。最後の月面で後ろに出た1歩がラインを割ってしまった。
#7 DRAGULESCU Marian (ROU)
D:6.8(正しくはD:6.6)
E:8.633
Pen:0.1
Score:15.333
今でも最後に新月面を持ってくるのはさすがだが、それ以外はひねり技での構成になっている。ひねり技が得意なようにも見えないのだが、難度の高い技や連続を決めていく。1本目の前宙ひねりは11技目だが、どうもこれが計上されているようで、D:6.8が出てしまっている。ラインも両足が出ているように見えるが、減点は0.1にとどまっている。
#8 PURVIS Daniel (GBR)
D:6.2
E:8.433
Score:14.633
本来であれば終末技はテンポ宙返りからの連続で加点を得ているが、これができずDスコアを下げてしまった。予定では7も前方3/2としたD:6.5だったと思われる。
NAGORNYY Nikita (RUS)
DRAGULESCU Marian (ROU)
SHATILOV Alexander (ISR)
デニス・アブリャジン(ロシア)やライデルレイ・ミゲル・サパタ(スペイン)といった強豪の予選落ちはありましたが、ファイナリストにはずらりと実力者が揃いました。Dスコアはベルニャイエフの6.9(予定)、ナゴルニーの6.8が抜けていますが、全体としては6.5~6.6に固まっています。2回宙返りを複数入れる豪快な構成が目立ちます。
ナゴルニーは団体決勝でも安定した実施で15.500を出しておりチームの優勝に貢献。今やロシアチームになくてはならない存在となりました。ドラグレスクが謎のD:6.8でちゃっかり2位に。ベルニャイエフは7位に沈みました。
2016年のヨーロッパ選手権・ベルン大会:種目別ゆかの演技構成です。
#1 BELYAVSKIY David (RUS)
1. | コリバノフ | Kolyvanov | F | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
3. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
4. | 後ろとびひねり前方屈身2回宙返り | Arabian Double Pk | E | IV | |
5. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
6. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
7. | 前方宙返り3/2ひねり | Front 3/2 | C | II | |
8. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
9. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.5
E:8.700
Score:15.200
コリバノフ(後方伸身宙返り2回ひねり屈身宙返り)から入る。屈身姿勢で脚が割れやすいのがこの技の泣きどころか。以前はトーマス(D)が入っていたが、今回は抜いている。着地をよくまとめ、いきなり15.200という高い得点を出す。
#2 NAGORNYY Nikita (RUS)
1. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り7/2ひねり | Back 7/2 | E | III | |
3. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
4. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
5. | ~前方かかえ込み2回宙返り | + Double Front | D | II | (CV:0.2) |
6. | 後ろとびひねり前方屈身2回宙返り | Arabian Double Pk | E | IV | |
7. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
8. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
9. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.8
E:8.766
Score:15.566
著しい成長を見せる19歳。新月面、後方7/2ひねり、前方ダブルへの連続技と、ダブルもひねりも組合せも何でもこなす。ほとんどの着地を止め、高得点を出したチームメイトを大きく上回る。
#3 THOMAS Kristian (GBR)
1. | テンポ宙返り | Whip Back | B | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~後ろとびひねり前方屈身2回宙返り | + Arabian Double Pk | E | IV | (CV:0.1) |
3. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
4. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
5. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
6. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
7. | 伸身マリニチ | Marinich Lay | D | II | |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
9. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
10. | 後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返り | Arabian Double | D | IV |
D:6.2
E:8.841
Score:15.041
ディフェンディングチャンピオン。Dスコアは高くないが、長身を活かした雄大な宙返りを見せる。着地もおおむねまとめて高いEスコアを出す。
#4 VERNIAIEV Oleg (UKR)
1. | コロブチンスキー | Thomas Lay | E | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り7/2ひねり | Back 7/2 | E | III | |
3. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
前方伸身宙返り | Front Lay | B | II | ||
4. | ~前方宙返り5/2ひねり | + Front 5/2 | E | II | (CV:0.1) |
5. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
~前方宙返り1回ひねり〈繰り返し〉 | + Front 1/1 | ||||
6. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
7. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
9. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.6
E:8.433
Score:15.033
5の後は予定では前方3/2。2016年になって取り組んでいるこの構成は、8もシュピンデル・ゴゴラーゼ(D)にしてD:6.9にするのがマックス。12技と盛りだくさんで、いかにもベルニャイエフらしい構成と言えるが、今回のようにミスが出て通らないことも多い。
#5 BRAEGGER Pablo (SUI)
1. | 前方宙返り5/2ひねり | Front 5/2 | E | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
3. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
4. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
5. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
6. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
7. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
8. | 倒立から伸膝前転脚前挙支持経過倒立 | Endo Roll Pk to Hdst | C | I | |
9. | トーマス | Thomas | D | IV | |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.5
E:8.700
Pen:0.1
Score:15.100
地元の大声援を浴びての演技。新月面では雄大な宙返りを見せるが、着地が後ろにふらつき、ターンしたところでわずかにラインを割ってしまう。
#6 SHATILOV Alexander (ISR)
1. | コロブチンスキー | Thomas Lay | E | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
3. | ~前方宙返り5/2ひねり | + Front 5/2 | E | II | (CV:0.1) |
4. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
5. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
6. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
7. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
8. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
9. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり | Double Back 1/1 | D | III |
D:6.6
E:8.800
Pen:0.1
Score:15.300
大会のたびにいろいろな構成を試してくるが、最近のここ一番ではコロブチンスキーを最初に持ってくる。D:6.7や6.8の構成もあるが、今回は6.6。最後の月面で後ろに出た1歩がラインを割ってしまった。
#7 DRAGULESCU Marian (ROU)
1. | 後方宙返り7/2ひねり | Back 7/2 | E | III | |
---|---|---|---|---|---|
~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) | |
2. | 前方宙返り1回ひねり | Front 1/1 | C | II | |
3. | ~前方宙返り5/2ひねり | + Front 5/2 | E | II | (CV:0.1) |
4. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
5. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.2) |
6. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
7. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
8. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | |
9. | トーマス | Thomas | D | IV | |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III |
D:6.8
E:8.633
Pen:0.1
Score:15.333
今でも最後に新月面を持ってくるのはさすがだが、それ以外はひねり技での構成になっている。ひねり技が得意なようにも見えないのだが、難度の高い技や連続を決めていく。
#8 PURVIS Daniel (GBR)
1. | 後転とび | Back Hdsp | A | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
3. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
4. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
5. | 前方かかえ込み2回宙返り | Double Front | D | II | |
6. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
7. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
8. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
9. | コロブチンスキー | Thomas Lay | E | IV | |
10. | 後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返り | Arabian Double | D | IV |
D:6.2
E:8.433
Score:14.633
本来であれば終末技はテンポ宙返りからの連続で加点を得ているが、これができずDスコアを下げてしまった。予定では7も前方3/2としたD:6.5だったと思われる。
NAGORNYY Nikita (RUS)
DRAGULESCU Marian (ROU)
SHATILOV Alexander (ISR)
デニス・アブリャジン(ロシア)やライデルレイ・ミゲル・サパタ(スペイン)といった強豪の予選落ちはありましたが、ファイナリストにはずらりと実力者が揃いました。Dスコアはベルニャイエフの6.9(予定)、ナゴルニーの6.8が抜けていますが、全体としては6.5~6.6に固まっています。2回宙返りを複数入れる豪快な構成が目立ちます。
ナゴルニーは団体決勝でも安定した実施で15.500を出しておりチームの優勝に貢献。今やロシアチームになくてはならない存在となりました。ドラグレスクが
by kaki_aqr
| 2016-05-30 23:00
| ヨーロッパ選手権 EC EF
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