ヨーロッパ選手権について |
2016年のヨーロッパ選手権が始まっています。ヨーロッパ選手権はオリンピックイヤーも含め毎年開催されていますが、ちょっと変わった開催形態を取っていますので、簡単に確認しておきたいと思います。
ヨーロッパ選手権はかつては隔年で開催されていましたが、2005年からは毎年開催されるようになりました。ただし、奇数年に開催される大会と、偶数年に開催される大会では、大会の位置付けや行われる競技が異なっています。
奇数年の大会は、個人選手権という新しい大会として開催されています。2005年の大会が第1回、昨年2015年にモンペリエ(フランス)で開催されたのが第6回です。
競技は男女の個人総合と種目別が行われ、団体戦はありません。昨年は
| 大会1日目 | 女子予選 |
| 大会2日目 | 男子予選 |
| 大会3日目 | 女子個人総合、男子個人総合 |
| 大会4日目 | 男女種目別前半 |
| 大会5日目 | 男女種目別後半 |
といった日程で開催されています。年によって男女の日程は入れ替わることもあります。
偶数年の大会は、伝統的なヨーロッパ選手権の流れに連なるものです。男女別々の大会として開催され、男子は1955年が第1回、女子は1957年が第1回。かつては開催地も別々というまったくの別大会でしたが、近年は同じ開催地で行われることが増えており、見かけ上は一つの大会のようになっています[1]。今年2016年は男女ともにベルン(スイス)で開催され、男子は第32回、女子は第31回を数えます。
[1] 最近では2012年の大会が、男子はモンペリエ(フランス)、女子がブリュッセル(ベルギー)で開催されています。
競技は団体戦と種目別が行われ、個人総合はありません。そして偶数年の大会ではジュニア競技も行われています。ジュニアは予選が団体決勝を兼ねますが、個人総合、種目別と全ての競技が行われます。
日程も男子と女子で分かれており、今年の例では
| 男子大会1日目 | ジュニア予選兼団体決勝(5-4-3) |
| 男子大会2日目 | シニア予選(5-3-3) |
| 男子大会3日目 | ジュニア個人総合 |
| 男子大会4日目 | シニア団体決勝(5-3-3) |
| 男子大会5日目 | シニア種目別、ジュニア種目別 |
| 女子大会1日目 | ジュニア予選兼団体決勝(5-4-3) |
| 女子大会2日目 | シニア予選(5-3-3) |
| 女子大会3日目 | ジュニア個人総合 |
| 女子大会4日目 | シニア団体決勝(5-3-3) |
| 女子大会5日目 | シニア種目別、ジュニア種目別 |
といったかたち。こちらも年によっては女子の日程が先のこともあります。同じ開催地の場合は男子と女子の日程の間に2日間のポディウムトレーニングが入るのが通常です。
ちなみに来年2017年はルーマニアのクルジュ=ナポカ(Cluj-Napoca)という聞き慣れない街で開催されることになっています。
そして2018年は昨年の世界選手権の記憶も新しいイギリス、グラスゴーで開催予定。実は複数のスポーツのヨーロッパ選手権をまとめて開催しようという新しい動きがあるようで、その枠組みの中で行われることになるようです。そのため、体操競技のヨーロッパ選手権としては異例の8月に日程が組まれています。

