2015年 07月 23日
2015年FIG通達とCode of Points改訂版について(その2) |
2015 FIG Decisions and CoP 2015 Jun (Part2)
この間の続きです。
4. 跳馬 VT
特にありません。
5. 平行棒 PB
● 「前振り上がりマンナ」が申請されたが、認定されなかった。(#28 p.10)
⇒かつては平行棒の難度表にもマンナがありましたが今は削除されており、マンナの派生技が申請されても同様に認定されることはないようです。
6. 鉄棒 HB
● ヤマワキひねりは同一方向にひねることが求められる。ひねり戻しの場合、D審判によって技が認定されない。(#28 p.10)
⇒やはりムニョス/ポッツォ(ヤマワキひねり)のひねり戻しの制限が出ました。ここで、ひねり戻しの実施とちゃんとした実施を確認しておきましょう。動画はともに2015年のウィンターカップから、演技の最初に行う実施を並べてみました。
ムニョス/ポッツォ(ひねり戻し) Munoz - Pozzo (Not Recognized)

ムニョス/ポッツォ Munoz - Pozzo

● IV-10の表記変更「前方浮腰回転振り出しとび逆手(順手or片逆手)倒立」(#28 p.10)
● 手放し技は両手でバーを握って明確な懸垂局面を示したときに難度が与えられる。片手でバーをキャッチした場合、最終的に両手で握るか、次の技に明確につなげられれば難度が与えられる。(#29 p.1)
⇒片手では掴んだが落下した、という場合は手放し技は不認定になります。
7.その他 Others
● 新技の命名について、FIG技術代表または技術委員が公式役員として参加するFIG公認の競技会であれば全て採点規則に掲載される対象になる。(#28 p.10)
⇒…みたいです。2013年版採点規則では巻末の補足に名前が付く大会が列挙されていましたが、Code of Points改訂版ではこの補足は削除され、上記の文章が第5章の最後に追加されています。
Newsletter#29には2015年10月1日から適用される事項として、以下の記載があります。
● つり輪と鉄棒において、プロテクターが破損し落下または演技を中断した選手は、上級審判員の承認を得て、減点なしでローテーションの最後に再び演技をすることができる。ローテーションの最後の演技者であった場合は、上級審判員の裁量で演技までの時間が与えられる。選手は再演技の許可を得るため、ポディウムを下りる前にD1審判に破損したプロテクターを示さなければならない。(#29 p.1)
● 選手は器械からの落下で1.0の減点を受け、演技を再開するまでに30秒(選手が立ってから)の時間が与えられる。30秒を超過した場合、0.3のペナルティが課される。60秒以内に演技を再開しない場合は、演技は打ち切られる。マットから足が離れた時点で演技が再開されたものとする。(#29 p.1)
● 開始合図から30秒以内に演技を開始しない場合は0.3のペナルティが課される。60秒以内に演技を開始しない場合は、演技をする権利は失われる。(#29 p.2)
この間の続きです。
4. 跳馬 VT
特にありません。
5. 平行棒 PB
● 「前振り上がりマンナ」が申請されたが、認定されなかった。(#28 p.10)
⇒かつては平行棒の難度表にもマンナがありましたが今は削除されており、マンナの派生技が申請されても同様に認定されることはないようです。
6. 鉄棒 HB
● ヤマワキひねりは同一方向にひねることが求められる。ひねり戻しの場合、D審判によって技が認定されない。(#28 p.10)
⇒やはりムニョス/ポッツォ(ヤマワキひねり)のひねり戻しの制限が出ました。ここで、ひねり戻しの実施とちゃんとした実施を確認しておきましょう。動画はともに2015年のウィンターカップから、演技の最初に行う実施を並べてみました。
ムニョス/ポッツォ(ひねり戻し) Munoz - Pozzo (Not Recognized)

ムニョス/ポッツォ Munoz - Pozzo

● IV-10の表記変更「前方浮腰回転振り出しとび逆手(順手or片逆手)倒立」(#28 p.10)
● 手放し技は両手でバーを握って明確な懸垂局面を示したときに難度が与えられる。片手でバーをキャッチした場合、最終的に両手で握るか、次の技に明確につなげられれば難度が与えられる。(#29 p.1)
⇒片手では掴んだが落下した、という場合は手放し技は不認定になります。
7.その他 Others
● 新技の命名について、FIG技術代表または技術委員が公式役員として参加するFIG公認の競技会であれば全て採点規則に掲載される対象になる。(#28 p.10)
⇒…みたいです。2013年版採点規則では巻末の補足に名前が付く大会が列挙されていましたが、Code of Points改訂版ではこの補足は削除され、上記の文章が第5章の最後に追加されています。
Newsletter#29には2015年10月1日から適用される事項として、以下の記載があります。
● つり輪と鉄棒において、プロテクターが破損し落下または演技を中断した選手は、上級審判員の承認を得て、減点なしでローテーションの最後に再び演技をすることができる。ローテーションの最後の演技者であった場合は、上級審判員の裁量で演技までの時間が与えられる。選手は再演技の許可を得るため、ポディウムを下りる前にD1審判に破損したプロテクターを示さなければならない。(#29 p.1)
● 選手は器械からの落下で1.0の減点を受け、演技を再開するまでに30秒(選手が立ってから)の時間が与えられる。30秒を超過した場合、0.3のペナルティが課される。60秒以内に演技を再開しない場合は、演技は打ち切られる。マットから足が離れた時点で演技が再開されたものとする。(#29 p.1)
● 開始合図から30秒以内に演技を開始しない場合は0.3のペナルティが課される。60秒以内に演技を開始しない場合は、演技をする権利は失われる。(#29 p.2)
by kaki_aqr
| 2015-07-23 21:00
| 採点規則 COP
|
Comments(8)
中々英語だと読む気にならないことも多いので、非常にありがたいです!
技名がつきやすくなるのは更に体操が発展しそうでいいですね。
技名がつきやすくなるのは更に体操が発展しそうでいいですね。
6.既成の技にひねりを加えれば難度が上がる、ってことで色んなのが出てきましたが、「ひねりもどし」じゃ意味がないと思ってました。Dジャッジの方も大変でしょうが、とてもいいことだと思います。
7.プロテ切れは予測不可能なことなので、これをもって失敗と断じることはかわいそうだと思ってました。ネモフ選手がオリンピックのつり輪でだったでしょうか、「バチッ!」と音がして、落下こそしなかったものの演技中断。悔しそうに切れたプロテを見ていた姿が忘れられません。
この救済措置、大拍手です。
7.プロテ切れは予測不可能なことなので、これをもって失敗と断じることはかわいそうだと思ってました。ネモフ選手がオリンピックのつり輪でだったでしょうか、「バチッ!」と音がして、落下こそしなかったものの演技中断。悔しそうに切れたプロテを見ていた姿が忘れられません。
この救済措置、大拍手です。
>ツクさん
私も英語が得意なわけではないので、間違っていないかひやひやですが。
ネーミングは、今の技術委員長のブッチャーさんの方針のようですね。過去に出た技にも遡ってどんどん名前が付いていますね。
私も英語が得意なわけではないので、間違っていないかひやひやですが。
ネーミングは、今の技術委員長のブッチャーさんの方針のようですね。過去に出た技にも遡ってどんどん名前が付いていますね。
>luehdorfさん
ヤマワキひねりについては妥当でしょうね。
プロテクターについては、2013年のヘギ、2014年の張成龍と世界選手権の大事なところで相次ぎましたからね。
ヤマワキひねりについては妥当でしょうね。
プロテクターについては、2013年のヘギ、2014年の張成龍と世界選手権の大事なところで相次ぎましたからね。
ヤマワキひねりに関しては私にはちょっと考えるところがありました。何かというとひねり戻しをどう評価するかです。仮に「ヤマワキひねらない」という技があったとするとかなり難しい技に思えます(ただ懸垂のもち手は両逆手になると思いますが)なんといってもバーがほぼ見えないのですから!この技の難度はいくらになるでしょう、D難度より高い気がするのですが…いっそ普通の懸垂と別にして「腕交差懸垂」という技にしひねり戻しも一段階格上げでもいいのかなと個人的には思います。
「ヤマワキひねらない」というのは後ろ振り上がりでとび越して、何もひねらず後ろ向きにキャッチするということですかね。難度表にはマルケロフの隣に「後ろ振り上がり開脚とび越し背面懸垂」というB難度技がありますが、これの閉脚伸身というイメージでしょうか。
そんなイメージです。
>「後ろ振り上がり開脚とび越し背面懸垂」というB難度技がありますが
すでにあったんですね、しかもB難度で。では「ヤマワキひねらない」も高々D難度なのかなあ。
でもツォウ・リミンをひねり戻しとしてに認定することはないし「正しいひねり」は軸手が決まっているように自然にできる人とできない人がいる気がして何かわいそうな気がしています。
>「後ろ振り上がり開脚とび越し背面懸垂」というB難度技がありますが
すでにあったんですね、しかもB難度で。では「ヤマワキひねらない」も高々D難度なのかなあ。
でもツォウ・リミンをひねり戻しとしてに認定することはないし「正しいひねり」は軸手が決まっているように自然にできる人とできない人がいる気がして何かわいそうな気がしています。
この「後ろ振り上がり開脚とび越し背面懸垂」をネタに一つ記事を書いてみました。ありがとうございます(笑)。
ヤマワキひねりは「同じ方向にひねりを続ける」ことが要件なので、人によってできるできないということではないような気がするのですが違うんですかね。
ヤマワキひねりは「同じ方向にひねりを続ける」ことが要件なので、人によってできるできないということではないような気がするのですが違うんですかね。

