アレクサンダー・アルティメフ - 2004年DTBポカール:あん馬の演技 |
2004 DTB Pokal Stuttgart (GER) EF PH
アレクサンダー・アルティメフ(アメリカ)の2004年DTBポカール:あん馬の演技です。
豪快な開脚旋回で知られるサーシャの10点満点時代の演技です。縦向き移動の連続からEフロップ、ショーン、そして代名詞の開脚旋回倒立とシュピンデルで加点を取っていることが分かります。当時19歳ですが、すでに完成された演技を見せていました。
旋回倒立がやはり素晴らしい出来。下ろして旋回に至るまで全くよどみがありません。当時はD難度でしたが、現在はE難度の動きになります。今日スペシャリストの間で流行しているブスナリは、転向技から倒立に上げることで1段階格上げ、3/3移動を含めることでさらに1段階格上げになるルールを適用してG難度になる技ですが、倒立に上げる局面や下ろして旋回につなげる局面で停滞するのが当たり前になっています。
本来、旋回倒立はこのような実施であるべきで、FIGのNewsletter#27でも減点のない実施としてサーシャの演技が紹介されています。高い価値が与えられている技ですから、不適当な実施はしっかり減点され、理想的な実施が多く見られるようになってほしいものです。
難度加点 | 組合せ加点 | |||
縦向き前移動(1-2-5) | D | III | 0.1 | |
---|---|---|---|---|
~シバド | D | III | 0.1 | 0.1 |
~Eフロップ | E | IV | 0.2 | 0.2 |
ショーン | E | IV | 0.2 | |
旋回倒立1回ひねり下ろして旋回 | D | II | 0.1 | |
~横向き旋回1回ひねり | D | II | 0.1 | 0.1 |
正交差ひねり逆交差入れ | B | I | ||
下向き逆移動倒立3/3移動下り | D | V | 0.1 |
SV:10.0 (加点:1.3/1.2)
Score:9.625
Rank:6th