2020年東京オリンピックへの道 |
2017年10月17日付でFIGのサイトに東京オリンピックに向けた予選システムに関する新たな文書がアップされました。当初の内容に一部変更が見られますので、これらの事項について赤字で反映を行いました。
2020年の東京オリンピックに向けての出場資格や競技形式がFIGによって決定され、団体メンバーが4人になることなどが大きく報じられています。具体的な内容がFIGのサイトにアップされていますのでまとめておきたいと思います。原本はこちら。
まずは出場資格について。
出場枠 Maximum Participation Rights
・団体4人、個人2人
・団体出場資格のない国は、個人出場のみ
年齢要件 Age Requirements
・男子 2002年12月31日以前の生まれ
・女子 2004年12月31日以前の生まれ
団体出場資格 Team Qualification
・2018年世界選手権:団体決勝上位3か国
・2019年世界選手権:団体予選上位9か国
注)2019年世界選手権の団体戦には
個人出場資格 Individual Qualification
・2019年世界選手権:予選の個人総合上位12人(女子は20人)(団体出場資格のない国が対象、1国1人まで)
・2019年世界選手権:種目別決勝上位3人(団体出場資格のない国が対象、1国3人まで)
注)2019年世界選手権の団体出場資格がない国は3人の選手を個人資格でエントリーさせることができる。
・2018/2019年及び2019/2020年ワールド
注)種目別で資格を得た選手もオリンピックではすべての種目で予選に出場できる。
・2020年ワールドカップ個人総合3~4大会の最終ランキング上位3か国の選手(出場枠は国に与えられる)
・2020年大陸選手権:
・開催国枠(1人)
⇒いずれの予選大会を経ても開催国が出場資格を得ることができない場合に、開催国枠として1人保証されるとのことで、日本がこの枠を使うことはなさそうです。
・三者委員会推薦枠(1人)
⇒IOC(国際オリンピック委員会)、ANOC(国内オリンピック委員会連合)、FIGによって構成される委員会のようです。
団体は12チーム×4人=48人、個人が合わせて50人になるのでオリンピックに出場できるのは男女各98人ということになります。この合計数は今までと変わりません。
なお、2018年世界選手権はカタールのドーハで、2019年世界選手権はドイツのシュトゥットガルトで開催されます。
続いて東京オリンピックにおける競技形式です。
競技I 予選 C-I Qualification
・団体予選は4-4-3制
⇒スペシャリストとは、2019年世界選手権:種目別決勝か、2020年ワールドチャレンジカップで出場資格を得た選手のことになります。
競技IV 団体決勝 C-IV Team Final
・団体決勝は4-3-3制
競技II 個人総合決勝 C-II All Around Final
・個人総合予選の上位24人が個人総合決勝に進出。ただし、1国からは2人まで。
・団体出場の選手、個人出場の選手いずれも出場できる。
競技III 種目別決勝 C-III Appratus Final
・各種目の予選の上位8人が種目別決勝に進出。ただし、1国からは各種目2人まで。
・団体出場の選手、個人出場の選手いずれも出場できる。
こういう場合はどうなるのかといった細かいところではよく分からない部分もあります。また、解釈に間違いがないとも限りませんので、内容については免責でお願いします。