2014年 10月 31日
2014年世界選手権:種目別鉄棒の演技構成 |
2014 Worlds Nanning (CHN) EF HB Routine Guide
2014年の世界選手権・南寧大会:種目別鉄棒の演技構成です。
#1 ZHANG Chenglong (CHN)
D:7.4
E:6.966
Score:14.366
以前はコバチ系の手放し技は全く入っていなかったが、新たに取り入れたカッシーナとコールマンは非常に雄大で素晴らしい。アドラー1回ひねりからヤマワキに続けようとしたところでプロテクターが切れる不運に見舞われる。
#2 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
D:7.2
E:8.525
Score:15.725
通しでは一度も試したことがなかったという構成で優勝を狙う。本来は2をリューキン(F)とするなどD:7.5の予定だったが、最初のアドラーひねりが完全に倒立にはまらなかったため伸身トカチェフに変更したという。カッシーナ~コールマンの連続は見事に決める。
#3 KUKSENKOV Nikolai (RUS)
D:6.9
E:7.633
Score:14.533
順調に演技を続けていたが、アドラー1回ひねりが振り戻ってしまう。予定のDスコアは7.0。
#4 CALVO MORENO Jossimar Orlando (COL)
D:6.7
E:6.600
Score:13.300
コールマンが遠くなり落下してしまう。予定のDスコアは7.2で2013年と同じだが、シートリバルコ(E)とホップターンひねり(C)だったひねり技が、今回は微妙に変わっている。
#5 MOZNIK Marijo (CRO)
D:6.7
E:8.300
Score:15.000
ヨーロッパ選手権やワールドカップではおなじみのスペシャリストだが、世界選手権では初の決勝進出。本家本元のモズニクやリンチはさすがに上手く決める。ひねり技や逆手背面車輪でも熟練した実施を見せ、演技をまとめる。
#6 ZONDERLAND Epke (NED)
D:7.7
E:8.525
Score:16.225
構成は2013年と同じ。手放し技の4連続はいつやるのかという感じだが、今でもDスコアは断トツなのでその必要はないということかもしれない。構成が完成されているため、実施も以前よりは改善されている感がある。
#7 WILSON Nile (GBR)
D:6.2
E:8.566
Score:14.766
組合せ加点がなくDスコアは6.2と高くはないが、高いEスコアで決勝に進出した。まだ18歳の選手で、今後の成長が期待される。
#8 BELYAVSKIY David (RUS)
D:6.4
E:8.333
Score:14.733
Dスコアは6.4とこちらも種目別クラスとしてはあまり高くない。最初の1~3を連続できればDスコアがかなりアップするが。後半は得意の順手背面車輪で会場を沸かせる。
ZONDERLAND Epke (NED)
内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
MOZNIK Marijo (CRO)
予定どおりの演技が出来なかった選手も含め5人がD:7.0以上。予選落ちした田中佑典やファビアン・ハンビュヘン(ドイツ)も7点台のDスコアを持ち、組合せ加点のルール改訂で一旦は下がった鉄棒のDスコアも再び上がってきています。手放し技の連続を実施しているのはゾンダーランドと内村だけで、0.2の組合せ加点を狙うことが簡単ではないことがうかがえます。
D:7.5で優勝も狙えた張成龍が落下し、今年もゾンダーランドの圧勝となりました。内村はDスコアを7.5とし、ゾンダーランドとの差0.2をEスコアで上回ろうという作戦でしたが、結果として2人のEスコアは同じ8.525でした。モズニクは嬉しい3位となりました。
2014年の世界選手権・南寧大会:種目別鉄棒の演技構成です。
#1 ZHANG Chenglong (CHN)
1. | カッシーナ | Cassina | G | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | コールマン | Kolman | F | II | |
3. | シュタルダーとび3/2ひねり大逆手 | Stalder Hop 3/2 to El | E | III | |
4. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
5. | ~モズニク | + Moznik | E | II | (CV:0.1) |
6. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV | |
7. | ヤマワキ | Yamawaki | D | II | |
8. | リバルコ | Rybalko | D | I | |
9. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:7.4
E:6.966
Score:14.366
以前はコバチ系の手放し技は全く入っていなかったが、新たに取り入れたカッシーナとコールマンは非常に雄大で素晴らしい。アドラー1回ひねりからヤマワキに続けようとしたところでプロテクターが切れる不運に見舞われる。
#2 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
1. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~伸身トカチェフ | + Tkatchev Lay | D | II | (CV:0.1) |
3. | カッシーナ | Cassina | G | II | |
4. | ~コールマン | + Kolman | F | II | (CV:0.2) |
5. | シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手 | Stalder Hop 3/2 to MG | D | III | |
6. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV | |
7. | ~ヤマワキ | + Yamawaki | D | II | (CV:0.1) |
8. | エンドー | Endo | B | III | |
9. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I | |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:7.2
E:8.525
Score:15.725
通しでは一度も試したことがなかったという構成で優勝を狙う。本来は2をリューキン(F)とするなどD:7.5の予定だったが、最初のアドラーひねりが完全に倒立にはまらなかったため伸身トカチェフに変更したという。カッシーナ~コールマンの連続は見事に決める。
#3 KUKSENKOV Nikolai (RUS)
1. | 屈身コバチ | Kovacs Pk | E | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | コールマン | Kolman | F | II | |
3. | シュタルダーとび3/2ひねり大逆手 | Stalder Hop 3/2 to El | E | III | |
4. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
5. | ~リンチ | + Lynch | D | II | (CV:0.1) |
6. | ツォウ・リミン | Zou Limin | C | I | |
7. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV | |
8. | ヤマワキ | Yamawaki | D | II | |
9. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
10. | 後方伸身2回宙返り1回ひねり下り | Double Back Lay 1/1 | D | V |
D:6.9
E:7.633
Score:14.533
順調に演技を続けていたが、アドラー1回ひねりが振り戻ってしまう。予定のDスコアは7.0。
#4 CALVO MORENO Jossimar Orlando (COL)
1. | 懸垂振り出し倒立 | Stem | A | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
3. | ~リューキン | + Liukin | F | II | (CV:0.1) |
コールマン〈落下〉 | Kolman | ||||
4. | リバルコ | Rybalko | D | I | |
5. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV | |
6. | ~ヤマワキ | + Yamawaki | D | II | (CV:0.1) |
7. | コバチ | Kovacs | D | II | |
8. | シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手 | Stalder Hop 3/2 to MG | D | III | |
9. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:6.7
E:6.600
Score:13.300
コールマンが遠くなり落下してしまう。予定のDスコアは7.2で2013年と同じだが、シートリバルコ(E)とホップターンひねり(C)だったひねり技が、今回は微妙に変わっている。
#5 MOZNIK Marijo (CRO)
1. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 伸身トカチェフ | Tkatchev Lay | D | II | |
3. | ~リバルコ | + Rybalko | D | I | (CV:0.1) |
4. | モズニク | Moznik | E | II | |
5. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
6. | ~リンチ | + Lynch | D | II | (CV:0.1) |
7. | アドラー | Jam | C | IV | |
8. | シュタルダーとび3/2ひねり大逆手 | Stalder Hop 3/2 to El | E | III | |
9. | 逆手背面車輪 | Russian Giant | C | IV | |
10. | 後方伸身2回宙返り1回ひねり下り | Double Back Lay 1/1 | D | V |
D:6.7
E:8.300
Score:15.000
ヨーロッパ選手権やワールドカップではおなじみのスペシャリストだが、世界選手権では初の決勝進出。本家本元のモズニクやリンチはさすがに上手く決める。ひねり技や逆手背面車輪でも熟練した実施を見せ、演技をまとめる。
#6 ZONDERLAND Epke (NED)
1. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | カッシーナ | Cassina | G | II | |
3. | ~コバチ | + Kovacs | D | II | (CV:0.2) |
4. | コールマン | Kolman | F | II | |
5. | ~ゲイロード2 | + Gaylord2 | E | II | (CV:0.2) |
6. | アドラー1回ひねり逆手 | Jam 1/1 to UG | E | IV | |
7. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
8. | シュタルダーとび3/2ひねり大逆手 | Stalder Hop 3/2 to El | E | III | |
9. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I | |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:7.7
E:8.525
Score:16.225
構成は2013年と同じ。手放し技の4連続はいつやるのかという感じだが、今でもDスコアは断トツなのでその必要はないということかもしれない。構成が完成されているため、実施も以前よりは改善されている感がある。
#7 WILSON Nile (GBR)
1. | ヤマワキ | Yamawaki | D | II |
---|---|---|---|---|
2. | コールマン | Kolman | F | II |
3. | シュタルダーとび1回ひねり | Stalder Hop 1/1 | C | III |
4. | リバルコ | Rybalko | D | I |
5. | 伸身トカチェフ | Tkatchev Lay | D | II |
6. | リンチ | Lynch | D | II |
7. | アドラー | Jam | C | IV |
8. | 大逆手車輪 | Giant El | B | IV |
9. | シュタルダー | Stalder | B | III |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:6.2
E:8.566
Score:14.766
組合せ加点がなくDスコアは6.2と高くはないが、高いEスコアで決勝に進出した。まだ18歳の選手で、今後の成長が期待される。
#8 BELYAVSKIY David (RUS)
1. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 伸身トカチェフ | Tkatchev Lay | D | II | |
3. | リンチ | Lynch | D | II | |
4. | エンドー1回ひねり大逆手 | Endo 1/1 to El | D | III | |
5. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV | |
6. | ~ヤマワキ | + Yamawaki | D | II | (CV:0.1) |
7. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I | |
8. | 後方浮腰回転後ろ振り出し順手背面懸垂 | Stoop in to Back Toss | C | IV | |
9. | 順手背面車輪 | Czech Giant | D | IV | |
10. | 後方伸身2回宙返り1回ひねり下り | Double Back Lay 1/1 | D | V |
D:6.4
E:8.333
Score:14.733
Dスコアは6.4とこちらも種目別クラスとしてはあまり高くない。最初の1~3を連続できればDスコアがかなりアップするが。後半は得意の順手背面車輪で会場を沸かせる。
ZONDERLAND Epke (NED)
内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
MOZNIK Marijo (CRO)
予定どおりの演技が出来なかった選手も含め5人がD:7.0以上。予選落ちした田中佑典やファビアン・ハンビュヘン(ドイツ)も7点台のDスコアを持ち、組合せ加点のルール改訂で一旦は下がった鉄棒のDスコアも再び上がってきています。手放し技の連続を実施しているのはゾンダーランドと内村だけで、0.2の組合せ加点を狙うことが簡単ではないことがうかがえます。
D:7.5で優勝も狙えた張成龍が落下し、今年もゾンダーランドの圧勝となりました。内村はDスコアを7.5とし、ゾンダーランドとの差0.2をEスコアで上回ろうという作戦でしたが、結果として2人のEスコアは同じ8.525でした。モズニクは嬉しい3位となりました。
by kaki_aqr
| 2014-10-31 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
|
Comments(16)
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かみん
at 2014-11-01 00:48
x
張成龍の今大会の鉄棒は本当に素晴らしいですね。以前のエンドー一回ひねり~バラバノフのような中国らしい構成よりも、今の方が雄大な演技が持ち味のこの選手にはあっているように思います。
それにしても内村選手とゾンダーランド選手のEスコアが同じとは…鉄棒はやはり、雄大性がかなり重視されるのでしょうか。ゾンダーランドが内村選手に勝っているのはそこ(そこだけ、と言うと毒を吐きすぎですかね)だと思いますので。
それにしても内村選手とゾンダーランド選手のEスコアが同じとは…鉄棒はやはり、雄大性がかなり重視されるのでしょうか。ゾンダーランドが内村選手に勝っているのはそこ(そこだけ、と言うと毒を吐きすぎですかね)だと思いますので。
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体操ファン
at 2014-11-01 01:25
x
張成龍選手は落下が無かったらE8.0程度になると思いますが、予選、団体決勝とあわせてEスコアに大きな差があるように感じました。採点が厳しくなった影響で点数が大きくぶれやすいのかなと思いました。
内村選手はリューキンは失敗しましたが、トカチェフの浮遊時間の長さに驚きました。そして、着地で大きく前に出たのにも関わらず、Eは8.5程度。着地を止めたらかなりEスコアが出たような気がします。本来の構成でミス無く通したら金メダルは狙えたのかなと思いました。
内村選手はリューキンは失敗しましたが、トカチェフの浮遊時間の長さに驚きました。そして、着地で大きく前に出たのにも関わらず、Eは8.5程度。着地を止めたらかなりEスコアが出たような気がします。本来の構成でミス無く通したら金メダルは狙えたのかなと思いました。
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名無しのSさん
at 2014-11-01 08:14
x
ゾンダーランドは、ゲイロード2の捌きが以前と比べると大分よくなってますね。
あと今大会はひねり減点が厳しくなったと思うんですが、どうなんでしょう。
良い傾向だと思いますが。
あと今大会はひねり減点が厳しくなったと思うんですが、どうなんでしょう。
良い傾向だと思いますが。
>かみんさん
張成龍のカッシーナやコールマンには驚かされましたね。
雄大性に欠ける手放し技、ひねり技の角度、手放し技の後の肘の曲がり、これらは元から採点規則にある減点項目ですが、今大会はこういったところをかなりしっかり取っている印象がありました。ゾンダーランドと内村のEスコアは、それぞれの評価すべき点、減点すべき点を採点した結果だとは思います。個人的には同点!?という感じですが…。
一口に実施とかEスコアと言いますが、これだけ表現の方向性が違う演技を評価するのも難しいことですよね。
張成龍のカッシーナやコールマンには驚かされましたね。
雄大性に欠ける手放し技、ひねり技の角度、手放し技の後の肘の曲がり、これらは元から採点規則にある減点項目ですが、今大会はこういったところをかなりしっかり取っている印象がありました。ゾンダーランドと内村のEスコアは、それぞれの評価すべき点、減点すべき点を採点した結果だとは思います。個人的には同点!?という感じですが…。
一口に実施とかEスコアと言いますが、これだけ表現の方向性が違う演技を評価するのも難しいことですよね。
>体操ファンさん
D審判は大会を通じて同じですがE審判は競技ごとに変わるので、多少のぶれは出ると思いますし、競技ごとで順列がちゃんとつけば問題はないとはいえ、あまり大きく変わるのはどうかと思いますよね。開会前にちゃんと審判会議とかやっているはずですからね。
内村にしては珍しいくらいの着地でしたね。いつか内村の鉄棒の金メダルが見てみたいですね。
D審判は大会を通じて同じですがE審判は競技ごとに変わるので、多少のぶれは出ると思いますし、競技ごとで順列がちゃんとつけば問題はないとはいえ、あまり大きく変わるのはどうかと思いますよね。開会前にちゃんと審判会議とかやっているはずですからね。
内村にしては珍しいくらいの着地でしたね。いつか内村の鉄棒の金メダルが見てみたいですね。
>名無しのSさん
ゲイロード2は脚も開かないし振り上がりもわりとスムーズですね。鉄棒はひねり技も含めいろいろ減点が厳しかったですが、そのあたりもゾンダーランドは比較的減点が少ないんでしょうね。個人的にはあのシートリバルコの捌きはどうしても好きになれませんが…。
ゲイロード2は脚も開かないし振り上がりもわりとスムーズですね。鉄棒はひねり技も含めいろいろ減点が厳しかったですが、そのあたりもゾンダーランドは比較的減点が少ないんでしょうね。個人的にはあのシートリバルコの捌きはどうしても好きになれませんが…。
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初心者
at 2014-11-02 19:35
x
自分は素人なんで採点基準は良く分かってないですが、
我々日本人の「美しい体操」と審判の「美しい体操」の基準にずれがありそうなんですが、どうでしょうか。
日本人は、宙返りの最中に足が開いてる選手はあまり評価しない印象があるように思いますが、審判はそこまで気にしてはいなくて、雄大さや演技のスムーズさを見てるみたいな。
でも、雄大さが評価されると、今度は同じ技ができるなら、今度は身長が高い選手が評価させそうな気もするんですよね。
そうなると162㎝の内村は173㎝のゾンダーランドに比べて若干不利になると…推測でしかないですが。。
我々日本人の「美しい体操」と審判の「美しい体操」の基準にずれがありそうなんですが、どうでしょうか。
日本人は、宙返りの最中に足が開いてる選手はあまり評価しない印象があるように思いますが、審判はそこまで気にしてはいなくて、雄大さや演技のスムーズさを見てるみたいな。
でも、雄大さが評価されると、今度は同じ技ができるなら、今度は身長が高い選手が評価させそうな気もするんですよね。
そうなると162㎝の内村は173㎝のゾンダーランドに比べて若干不利になると…推測でしかないですが。。
私も素人ですが、実施の正確さ、安定さ、美しさ、雄大さといったものはどれも大切で、Eスコアはそういう観点から付けられていると思います。なので日本が「Eスコア」で勝負するのはいいのですが「美しさ(だけ)」にこだわるとまた首をかしげることになるかもしれません。また、内村ほどの選手はともかくとして、基本的にはDスコアは積極的に高めていくべきだと思います。
体格のいい選手が有利なのはどのスポーツでもあることなので。ただ、ほとんどのスポーツは体が大きいほどいいものばかりですが、体操はまだ一長一短があるほうでしょう。また、実施を雄大に見せるためには体が大きいだけではダメでやはり確かな技術が必要になると思います。
体格のいい選手が有利なのはどのスポーツでもあることなので。ただ、ほとんどのスポーツは体が大きいほどいいものばかりですが、体操はまだ一長一短があるほうでしょう。また、実施を雄大に見せるためには体が大きいだけではダメでやはり確かな技術が必要になると思います。
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初心者
at 2014-11-04 00:05
x
なるほど。回答どうもです。
新体操なんかでは身長高い人結構いると思ったので、器械体操でも背が評価されてるのかなと思いまして。
でも、実際は器械体操に限って言えば、身長は有利に働かない方が多いですよね。
伸身の宙返りとかは長身の選手だとやり難いらしいですし。Dスコアも伸ばし難いとか聞きました(カッシーナはここではスルーで)
Dスコアに関しては、不認定とかない限り、絶対的なものですからね。体操はそのDスコアの比率が結構高いので、他の採点競技に比べると、採点にケチが付けられ難い印象あります。あくまで自分がそう思ってるだけですけどね。
というか、昔は日本人は線の細さで西洋人に不利だから、難しい技で勝負するってことやってたんでしたっけ?
今では逆転してるかもしれませんが。。
新体操なんかでは身長高い人結構いると思ったので、器械体操でも背が評価されてるのかなと思いまして。
でも、実際は器械体操に限って言えば、身長は有利に働かない方が多いですよね。
伸身の宙返りとかは長身の選手だとやり難いらしいですし。Dスコアも伸ばし難いとか聞きました(カッシーナはここではスルーで)
Dスコアに関しては、不認定とかない限り、絶対的なものですからね。体操はそのDスコアの比率が結構高いので、他の採点競技に比べると、採点にケチが付けられ難い印象あります。あくまで自分がそう思ってるだけですけどね。
というか、昔は日本人は線の細さで西洋人に不利だから、難しい技で勝負するってことやってたんでしたっけ?
今では逆転してるかもしれませんが。。
古くは数々のウルトラCを生み出し、日本人の名前が付いた独創的な技もたくさんありますからね。そういった大技の存在も大きかったとは思いますが、やはり根底にあるのは今も昔も美しい体操ではないかと思いますよ。かつての黄金時代も基本的には規定でリードする戦い方でしたし。
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初心者
at 2014-11-05 00:26
x
それは無知で失礼しました。
技だけで流石にどうにかなる世界ではないですからね。
技だけで流石にどうにかなる世界ではないですからね。
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名無しのSさん
at 2014-11-05 20:40
x
昔の選手は着地のあと手を広げたりして、見栄えをよくしたりしてましたけど、今の選手はそういうことしませんよね。
>初心者さん
いえいえ、とんでもないです。私もそんな頃をリアルで見ていたわけではないので…。
いえいえ、とんでもないです。私もそんな頃をリアルで見ていたわけではないので…。
>名無しのSさん
今もフィニッシュでは手を上げますけど、それともゆかでの動きのことですかね。
今もフィニッシュでは手を上げますけど、それともゆかでの動きのことですかね。
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luehdorf at 2014-11-07 00:02
今回、鉄棒のEスコアはずいぶんと厳しかったですね。
何度見直してもカッシーナとコールマンの足割れで、ゾンダーランドの方が0.4~5は低く出ないと…。
Ka.Ki.さんのおっしゃる通り、シュタルダーからのリバルコ、片大逆手になった時の内村君の足先の放り出しは天下一品ですし。
そもそも、50年前の東京オリンピックで団体をとるために日本体操が追求したのは『余韻』でした。
例えば、逆手車輪から順手車輪への移行の際にも、倒立になってポコッと半ひねりするのではなく、逆手車輪の上昇局面から軸腕に寄せ、流れるように半ひねりして順手車輪へと…。
FIGの会長が言っていた「きれいな体操…」にはこのニュアンスが含まれているように感じました。
何度見直してもカッシーナとコールマンの足割れで、ゾンダーランドの方が0.4~5は低く出ないと…。
Ka.Ki.さんのおっしゃる通り、シュタルダーからのリバルコ、片大逆手になった時の内村君の足先の放り出しは天下一品ですし。
そもそも、50年前の東京オリンピックで団体をとるために日本体操が追求したのは『余韻』でした。
例えば、逆手車輪から順手車輪への移行の際にも、倒立になってポコッと半ひねりするのではなく、逆手車輪の上昇局面から軸腕に寄せ、流れるように半ひねりして順手車輪へと…。
FIGの会長が言っていた「きれいな体操…」にはこのニュアンスが含まれているように感じました。
「余韻」ですか、いい言葉ですね。なかなか規則には反映しにくいとは思いますが、体操競技において疎かにしてはならない要素だと思います。移行といえば、これも内村の実施はまさに流れるようで大好きです。