2014年 10月 07日
冨田洋之 - 2005年世界選手権:個人総合の演技構成 |
TOMITA Hiroyuki (JPN)
2005 Worlds Melbourne (AUS) AA Routine Guide
2005年の世界選手権・メルボルン大会:冨田洋之 個人総合の演技構成です。
#1 ゆか FX
SV:9.7 (加点1.3/1.6)
Score:9.137
1本目のシリーズはきれいに決めたが、2本目の着地が動きラインを割ってしまった。E+Dのシリーズが2本とD難度の旋回技、最後がE難度で加点は1.3となり、SVは9.7に留まっている。
#2 あん馬 PH
SV:10.0 (加点1.7/1.6)
Score:9.612
最初にグループIとIIの要求を満たしてから、後半D難度以上の連続で一気に終末技まで持っていく。フロップから逆リア倒立への流れが見事。
#3 つり輪 SR
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.562
当時、つり輪の強い選手に見られた典型的な構成。前半、力技をD+E+D+E+Dといった形で続けて一気に加点を得る。終末技はC難度以上でよかったため伸身ダブルの実施が多かった。
#4 跳馬 VT
ドリッグス SV:9.9 Score:9.500
跳馬はSV:9.9のドリッグス。着地を1歩に収める。当時SV:10.0を得るためにはドラグレスクやロペスなど現在D:6.0以上となる技を跳ぶ必要があった。
#5 平行棒 PB
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.550
棒下系の連続で加点を得る。棒下ひねり倒立でバランスを崩しかけたがドミトリエンコまでつなげきった。後半はベーレ、モリスエを着実に決め、着地もほぼ収める。
#6 鉄棒 HB
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.337
コールマンを決めた後は、ひねり技の連続で加点を積み重ねていく。伸身新月面の着地が低くなりあわやという体勢になったが、1歩で何とか踏みとどまる。
Total Score:56.698
Rank:1st
前年から加点領域が0.4点増えた2005年、オールラウンダーが6種目全てでSV:10.0の構成を揃えるのは困難であったと思われますが、冨田はゆかと跳馬を除く4種目でSV:10.0の構成を持ってきました。ゆかや鉄棒ではミスもありましたが、実施も冨田らしい美しい体操を見せ、10点満点制における最後のそして最高のチャンピオンになりました。
日本人の個人総合優勝は1984年ロサンゼルスオリンピックの具志堅幸司以来21年ぶり、世界選手権としては1974年ヴァルナ大会の笠松茂以来実に31年ぶりのことでした。現日本代表監督の水鳥寿思も2位に入り、ワンツーフィニッシュは1970年のリュブリャナ大会や1972年ミュンヘンオリンピック以来の快挙でした。
2005 Worlds Melbourne (AUS) AA Routine Guide
2005年の世界選手権・メルボルン大会:冨田洋之 個人総合の演技構成です。
#1 ゆか FX
| 難度加点 | 組合せ加点 | |||
| 前方宙返り2回ひねり | D+B→E | III | 0.2 | |
|---|---|---|---|---|
| ~前方かかえ込み宙返り | III | |||
| ~後方かかえ込み宙返り転 | C→D | III | 0.1 | 0.2 |
| 後方宙返り3/2ひねり | C+C→E | IV | 0.2 | |
| ~前方宙返り1回ひねり | III | |||
| ~前方宙返り3/2ひねり | C→D | III | 0.1 | 0.2 |
| 後ろとびひねり前方かかえ込み宙返り | B | V | ||
| フェドルチェンコ | D | II | 0.1 | |
| 開脚座から伸腕屈身力倒立 | B | I | ||
| 後方宙返り5/2ひねり | D+B→E | IV | 0.2 | |
| ~前方宙返りひねり | III |
SV:9.7 (加点1.3/1.6)
Score:9.137
1本目のシリーズはきれいに決めたが、2本目の着地が動きラインを割ってしまった。E+Dのシリーズが2本とD難度の旋回技、最後がE難度で加点は1.3となり、SVは9.7に留まっている。
#2 あん馬 PH
| 難度加点 | 組合せ加点 | |||
| 正交差ひねり逆交差入れ | B | I | ||
| 一把手上縦向き旋回 | B | II | ||
| Dコンバイン | D | IV | 0.1 | |
| ~ウ・グォニアン | E | IV | 0.2 | 0.2 |
| ~馬端ロシアン1080°転向 | D | IV | 0.1 | 0.2 |
| ~シバド | D | III | 0.1 | 0.1 |
| ~Eフロップ | E | IV | 0.2 | 0.2 |
| ~下向き逆移動倒立3/3移動下り | D | V | 0.1 | 0.2 |
SV:10.0 (加点1.7/1.6)
Score:9.612
最初にグループIとIIの要求を満たしてから、後半D難度以上の連続で一気に終末技まで持っていく。フロップから逆リア倒立への流れが見事。
#3 つり輪 SR
| 難度加点 | 組合せ加点 | |||
| 後ろ振り上がり上水平支持 | D | III | 0.1 | |
|---|---|---|---|---|
| ~後方伸腕伸身逆上がり中水平支持 | SE | IV | 0.3 | 0.2 |
| ~ナカヤマ(脚前挙) | D | IV | 0.1 | 0.2 |
| ~伸腕伸身中水平支持 | E | IV | 0.2 | 0.2 |
| ~アザリアン | D | IV | 0.1 | 0.2 |
| 屈腕伸身力倒立 | B | IV | ||
| 前方車輪倒立経過 | B | I | ||
| 後ろ振り上がり倒立 | C | II | ||
| 後方伸身2回宙返り下り | C | V |
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.562
当時、つり輪の強い選手に見られた典型的な構成。前半、力技をD+E+D+E+Dといった形で続けて一気に加点を得る。終末技はC難度以上でよかったため伸身ダブルの実施が多かった。
#4 跳馬 VT
ドリッグス SV:9.9 Score:9.500
跳馬はSV:9.9のドリッグス。着地を1歩に収める。当時SV:10.0を得るためにはドラグレスクやロペスなど現在D:6.0以上となる技を跳ぶ必要があった。
#5 平行棒 PB
| 難度加点 | 組合せ加点 | |||
| 逆上がりひねり倒立 | D | III | 0.1 | |
|---|---|---|---|---|
| ~棒下宙返りひねり倒立 | E | III | 0.2 | 0.2 |
| ~棒下宙返り倒立 | D | III | 0.1 | 0.2 |
| ~ドミトリエンコ | E | II | 0.2 | 0.2 |
| ベーレ | E | III | 0.2 | |
| モリスエ | D | I | 0.1 | |
| 伸腕屈身力倒立 | B | IV | ||
| 後方屈身2回宙返り下り | D | V | 0.1 |
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.550
棒下系の連続で加点を得る。棒下ひねり倒立でバランスを崩しかけたがドミトリエンコまでつなげきった。後半はベーレ、モリスエを着実に決め、着地もほぼ収める。
#6 鉄棒 HB
| 難度加点 | 組合せ加点 | |||
| 後ろ振り上がり1回ひねり | B | I | ||
| コールマン | SE | II | 0.3 | |
| 閉脚シュタルダー1回ひねり | D | III | 0.1 | |
| ~閉脚シュタルダー3/2ひねり大逆手 | E | III | 0.2 | 0.2 |
| 大逆手振り上がり逆手持ち換え | B | IV | ||
| 閉脚エンドー1回ひねり大逆手 | E | III | 0.2 | |
| ~大逆手振り上がり1回ひねり大逆手 | D | IV | 0.1 | 0.2 |
| 閉脚エンドー1回ひねり片大逆手 | D | III | 0.1 | |
| 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | E | V | 0.2 |
SV:10.0 (加点1.6/1.6)
Score:9.337
コールマンを決めた後は、ひねり技の連続で加点を積み重ねていく。伸身新月面の着地が低くなりあわやという体勢になったが、1歩で何とか踏みとどまる。
Total Score:56.698
Rank:1st
前年から加点領域が0.4点増えた2005年、オールラウンダーが6種目全てでSV:10.0の構成を揃えるのは困難であったと思われますが、冨田はゆかと跳馬を除く4種目でSV:10.0の構成を持ってきました。ゆかや鉄棒ではミスもありましたが、実施も冨田らしい美しい体操を見せ、10点満点制における最後のそして最高のチャンピオンになりました。
日本人の個人総合優勝は1984年ロサンゼルスオリンピックの具志堅幸司以来21年ぶり、世界選手権としては1974年ヴァルナ大会の笠松茂以来実に31年ぶりのことでした。現日本代表監督の水鳥寿思も2位に入り、ワンツーフィニッシュは1970年のリュブリャナ大会や1972年ミュンヘンオリンピック以来の快挙でした。
by kaki_aqr
| 2014-10-07 18:00
| 10.0点制 10.0 System
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