滕海濱 - 2002年リ・ニンカップ:鉄棒の演技 |
2002 Li Ning Cup Beijing (CHN) EF HB
滕海濱(中国)の2002年のリ・ニンカップ:鉄棒の演技です。
最初のアドラー1回ひねり~エンドー1回ひねり大逆手という連続が見事。アドラー1回ひねりの倒立をしっかりはめないと上手く決まらない組合せではないでしょうか。
10点満点時代は多くの選手がひねり技の連続で加点を得ており、滕海濱がこの後に行っている閉脚エンドー1回ひねり大逆手~1回ひねり大逆手のE+Dなどが定番の組合せでしたが、アドラーとエンドーのこの組合せは珍しかったと思います。というか、当時のひねり技はシュタルダーやエンドーと車輪系の組合せがもっぱらで、アドラーひねりや1回ひねり自体があまり行われていなかった気がします。
同じ組合せはフィリップ・リッツォ(オーストラリア)もやっていましたね。倒立にこだわりのある鉄棒をする選手でした。
難度加点 | 組合せ加点 | |||
アドラー1回ひねり | E | IV | 0.2 | |
---|---|---|---|---|
~エンドー1回ひねり大逆手 | D | III | 0.1 | 0.2 |
大逆手振り上がり逆手持ち換え | B | IV | ||
閉脚エンドー1回ひねり大逆手 | E | III | 0.2 | |
~大逆手振り上がり1回ひねり大逆手 | D | IV | 0.1 | 0.2 |
逆手背面車輪 | C | IV | ||
バラバノフ | D | II | 0.1 | |
エンドー | B | III | ||
後方車輪1回ひねり | B | I | ||
後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | E | V | 0.2 |
SV:10.0 (加点:1.3/1.2)
Score:9.825
Rank:1st
ルール変更で仕方ないとはいえ、アドラー系の制限でレイバ選手のアドラーとび~エンドー1回ひねり大逆手も見られなくなってしまいましたし、鉄棒のひねりの組み合わせ加点は復活して欲しいなと思ってます。
ロン・フェリスさんの車輪2回ひねり~リバルコとかも凄いかっこいいと思います。
アドラーの回数制限は仕方ないとは思いますが、レイバのアドラーとびが見られなくなったのは残念ですね。ダブルホップターンは落ちながらひねるような実施しかないと思っていたら、たんたらさんご紹介の動画ではけっこう上手くやっていて驚きました。