2014年 02月 07日
2013年ヨーロッパ選手権:種目別跳馬の演技構成 |
2013 Europeans Moscow (RUS) EF VT Routine Guide
2013年のヨーロッパ選手権・モスクワ大会:種目別跳馬の演技構成です。
動画は再生リストになっています。1本目の動画が終わると2本目の動画に続きます。
#1 ABLYAZIN Denis (RUS)
1本目、ル・ユーフの着地を小さな跳ねに抑える。2本目のリ・シャオペンも姿勢、ひねり不足、着地の乱れが見られたが、まとめたと言っていい跳越を見せる。
#2 RADIVILOV Igor (UKR)
1本目、ドラグレスクの着地をほぼ決めるが、2本目のル・ユーフの着地が大きく乱れてしまう。
#3 DAVTYAN Artur (ARM)
1本目、ラインから1歩出てしまったが、まずまずの姿勢のヨー2を見せる。2本目はD:5.2のアカピアンだがしっかり脚を閉じて着地もまとめる。
#4 VERNIAIEV Oleg (UKR)
1本目、ドラグレスクの着地をピタリと決める。しかし2本目のロペスは着手時から膝が曲がり、着地も乱れて手と膝を突いてしまう。片手と片足のラインオーバーは0.3の減点。
#5 FAHRIG Matthias (GER)
1本目、果敢にブラニクに挑むが尻もちを突いてしまった。気落ちしたか2本目の跳越も大きく乱れてしまう。
#6 WAMMES Jeffrey (NED)
1本目、姿勢欠点は見られるもののドリッグスをほぼまとめる。しかし、2本目の着地で尻もちを突いてしまった。
#7 LAULUMAA Petrus (FIN)
1本目、ライン上ぎりぎりで着地を収める。2本目も小さな1歩に留めた。
#8 KOCZI Flavius (ROU)
1本目、2本目とも着手時に脚が大きく開くのが気になる。1本目はひねり不足気味、2本目は膝が曲がってしまっているが、何とかまとめたといった感じ。
ABLYAZIN Denis (RUS)
KOCZI Flavius (ROU)
DAVTYAN Artur (ARM)
どの選手も1本目は高い難度の跳越をまとめていますが、2本目は難度が低くなる、あるいは実施が乱れてしまうといった傾向があり、種目別跳馬で2本の跳越を揃えるのがいかに難しいかが分かります。2本とも高い難度の跳越を揃えたアブリャジンが優勝。全体としては2本目で難度を落として実施を優先した選手がより上位になりました。
2013年のヨーロッパ選手権・モスクワ大会:種目別跳馬の演技構成です。
動画は再生リストになっています。1本目の動画が終わると2本目の動画に続きます。
#1 ABLYAZIN Denis (RUS)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 6.0 | 9.433 | 15.433 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | リ・シャオペン | RO 1/2 Hdsp Front Lay 5/2 | 6.2 | 9.183 | 15.383 | |
Total: | 15.408 |
1本目、ル・ユーフの着地を小さな跳ねに抑える。2本目のリ・シャオペンも姿勢、ひねり不足、着地の乱れが見られたが、まとめたと言っていい跳越を見せる。
#2 RADIVILOV Igor (UKR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 6.0 | 9.391 | 15.391 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 6.0 | 8.066 | 0.1 | 13.966 |
Total: | 14.678 |
1本目、ドラグレスクの着地をほぼ決めるが、2本目のル・ユーフの着地が大きく乱れてしまう。
#3 DAVTYAN Artur (ARM)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ヨー2 | Hdsp Front Lay 5/2 | 6.0 | 9.366 | 0.1 | 15.266 |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | アカピアン | Kasamatsu Lay 1/1 | 5.2 | 9.266 | 14.466 | |
Total: | 14.866 |
1本目、ラインから1歩出てしまったが、まずまずの姿勢のヨー2を見せる。2本目はD:5.2のアカピアンだがしっかり脚を閉じて着地もまとめる。
#4 VERNIAIEV Oleg (UKR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 6.0 | 9.466 | 15.466 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 6.0 | 8.166 | 0.3 | 13.866 |
Total: | 14.666 |
1本目、ドラグレスクの着地をピタリと決める。しかし2本目のロペスは着手時から膝が曲がり、着地も乱れて手と膝を突いてしまう。片手と片足のラインオーバーは0.3の減点。
#5 FAHRIG Matthias (GER)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ブラニク | Hdsp Double Front Pk | 6.0 | 8.166 | 14.166 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 5.6 | 8.233 | 0.3 | 13.533 |
Total: | 13.849 |
1本目、果敢にブラニクに挑むが尻もちを突いてしまった。気落ちしたか2本目の跳越も大きく乱れてしまう。
#6 WAMMES Jeffrey (NED)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 5.6 | 9.200 | 14.800 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロンダートひねり前転とび 前方伸身宙返り2回ひねり | RO 1/2 Hdsp Front Lay 2/1 | 5.8 | 8.066 | 13.866 | |
Total: | 14.333 |
1本目、姿勢欠点は見られるもののドリッグスをほぼまとめる。しかし、2本目の着地で尻もちを突いてしまった。
#7 LAULUMAA Petrus (FIN)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 5.6 | 9.466 | 15.066 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロウ・ユン | Hdsp Front Lay 3/2 | 5.2 | 9.333 | 14.533 | |
Total: | 14.799 |
1本目、ライン上ぎりぎりで着地を収める。2本目も小さな1歩に留めた。
#8 KOCZI Flavius (ROU)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 6.0 | 9.158 | 15.158 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | 前転とび前方伸身宙返り2回ひねり | Hdsp Front Lay 2/1 | 5.6 | 9.016 | 14.616 | |
Total: | 14.887 |
1本目、2本目とも着手時に脚が大きく開くのが気になる。1本目はひねり不足気味、2本目は膝が曲がってしまっているが、何とかまとめたといった感じ。
ABLYAZIN Denis (RUS)
KOCZI Flavius (ROU)
DAVTYAN Artur (ARM)
どの選手も1本目は高い難度の跳越をまとめていますが、2本目は難度が低くなる、あるいは実施が乱れてしまうといった傾向があり、種目別跳馬で2本の跳越を揃えるのがいかに難しいかが分かります。2本とも高い難度の跳越を揃えたアブリャジンが優勝。全体としては2本目で難度を落として実施を優先した選手がより上位になりました。
by kaki_aqr
| 2014-02-07 21:00
| ヨーロッパ選手権 EC EF
|
Comments(4)
Commented
by
伸身ローチェ
at 2014-02-07 23:54
x
KOCZI選手の足割れはすごいですね、癖なんでしょうか。踏み切りのときに勢いがつくとかあるのかも、でも損なスタイルと感じてしまいます。
Commented
by
名無しのSさん
at 2014-02-08 15:35
x
もともと床のひねりとかでも足割れが目立つので、普段あまり意識していないんじゃ。
日本の選手のこだわりはすごいですが。
以前体操の解説で、日本の選手がちゃんと足を閉じて演技をしているのに対して、小さいころからの積み重ねが生かされているみたいなことを聞いたことがあるので、そう簡単に治すのも難しいんじゃないかと。
日本の選手のこだわりはすごいですが。
以前体操の解説で、日本の選手がちゃんと足を閉じて演技をしているのに対して、小さいころからの積み重ねが生かされているみたいなことを聞いたことがあるので、そう簡単に治すのも難しいんじゃないかと。
>伸身ローチェさん
着手に全神経が集中する瞬間ですから、意識して脚を閉じるのはやはり大変なのでしょう。特に側転とびは開きやすいと思いますが、コチは転回でも大股開きですからね。もう少し何とかならないものかとは思います。
着手に全神経が集中する瞬間ですから、意識して脚を閉じるのはやはり大変なのでしょう。特に側転とびは開きやすいと思いますが、コチは転回でも大股開きですからね。もう少し何とかならないものかとは思います。
>名無しのSさん
どの種目でも日本人選手の足先へのこだわりはすごいですよね。本当にジュニアからの行き届いた指導の成果だと思いますし、それが日本全国にくまなく浸透しているのもこれまたすごいことだと思います。
どの種目でも日本人選手の足先へのこだわりはすごいですよね。本当にジュニアからの行き届いた指導の成果だと思いますし、それが日本全国にくまなく浸透しているのもこれまたすごいことだと思います。