2013年 10月 29日
2013年世界選手権:種目別平行棒の演技構成 |
2013 Worlds Antwerp (BEL) EF PB Routine Guide
2013年の世界選手権・アントワープ大会:種目別平行棒の演技構成です。
#1 LIN Chaopan (CHN)
D:6.7
E:8.966
Score:15.666
全てD難度以上という難度の高い構成で、実施も安定している。特にバブサーは水平位で懸垂に入っておりいい実施。着地もピタリと決める。
#2 BERBECAR Marius Daniel (ROU)
D:6.5
E:8.500
Score:15.000
シャルロでバランスが崩れ単棒ヒーリー(E)につなげられず、単棒横向き懸垂で外に出てしまう。予選のDスコアは6.7だった。
#3 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
D:6.7
E:8.966
Score:15.666
なんと屈身ベーレを追加して個人総合からDスコアを0.3上げてきた。難度を上げても実施の安定さはそのままで、着地も手を回したがしっかり止める。
#4 ZONDERLAND Epke (NED)
D:6.5
E:8.800
Score:15.300
自身の名がつくゾンダーランド(片腕支持5/4ひねり単棒倒立経過、軸手を換えて片腕支持5/4ひねり支持)(F)でバランスを崩し、腕支持での受けになってしまう。予定のDスコアは6.6か。
#5 TSOLAKIDIS Vasileios (GRE)
D:5.6 (EGR V:0.0)
E:7.833
Score:13.433
今大会、5を新技申請したが、これはリチャードあるいはツォラキディスをダウングレードさせたような中途半端なもの。認められなくても仕方のないような技だったが、今大会に限りD難度で認定されることになった。安定した演技を見せていたが、最後のディアミドフひねりに失敗し、難度なしの後方宙返りで下りてしまう。予定はD:6.8だったが、終末技なしのため大きくDスコアを下げる。
#6 FOKIN Anton (UZB)
D:5.5 (EGR V:0.0)
E:6.966
Score:12.466
シャルロで静止できず落下してしまう。その後は立て直して演技を続けていたかに見えたが、最後のチッペルトもぎこちない実施になってしまい、終末技にいこうとしたところで演技をやめてしまった。予定のDスコアは6.9と高かったのだが残念。
#7 WYNN Brandon (USA)
D:6.3
E:7.966
Score:14.266
田中光が発表して以来なかなか使い手のいなかったタナカ(懸垂前振りひねり前方2回宙返り腕支持)を見せ場内が沸く。しかしその後は、ヒーリーに失敗、ツイストの後にも無価値なスイングが入ってしまいDスコア、Eスコアともに大きく下げてしまう。
#8 OROZCO John (USA)
D:6.8
E:8.733
Score:15.533
全てD難度以上でD:6.8という構成。棒下ひねり倒立で脚が割れるなどところどころ乱れはあったがほぼ安定した実施を見せ、着地もわずかなずれに抑える。
#9 YOU Hao (CHN)
D:6.9
E:8.600
Score:15.500
切れのいい技捌きで演技を続けていたが、ヒーリーの前の倒立で腕が曲がってしまった。最後は前方2回宙返りからひねるF難度の終末技。着地こそ1歩動いたが、いい実施だった。
LIN Chaopan (CHN)
内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
OROZCO John (USA)
Dスコアの分布は6.6~6.9というところですが、半数以上の選手が予定の演技構成を実施できず、平行棒の難しさがよく分かる種目別決勝になりました。タナカや前宙ダブルひねり下りなど、Dスコアを上げるためにこれまであまり見られなかった高難度技を取り入れた演技が見られるようになっています。
D:7.0を持つ優勝候補、周施雄が同じ中国選手2人に阻まれて予選落ちし、種目別の平行棒は波乱の幕開けとなりました。決勝では予選1位のツォラキディスと2位のフォキンがまさかの大失敗。安定した実施を見せた林超攀と、難度を上げてきた内村がDスコア、Eスコアともに同点で優勝。オロスコが3位に入りました。
2013年の世界選手権・アントワープ大会:種目別平行棒の演技構成です。
#1 LIN Chaopan (CHN)
1. | 後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持 | Back Uprise Front Pk to Sup | D | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | 車輪ディアミドフ | Giant Diamidov | D | III |
5. | ベーレ | Belle | D | III |
6. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
7. | バブサー | Bhavsar | E | III |
8. | チッペルト | Tippelt | D | III |
9. | ヒーリー | Healy | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.7
E:8.966
Score:15.666
全てD難度以上という難度の高い構成で、実施も安定している。特にバブサーは水平位で懸垂に入っておりいい実施。着地もピタリと決める。
#2 BERBECAR Marius Daniel (ROU)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | B | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | シャルロ | Basket to 1 Rail Hdst | E | IV |
4. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
5. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
6. | ベーレ | Belle | D | III |
7. | バブサー | Bhavsar | E | III |
8. | チッペルト | Tippelt | D | III |
9. | ヒーリー | Healy | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.5
E:8.500
Score:15.000
シャルロでバランスが崩れ単棒ヒーリー(E)につなげられず、単棒横向き懸垂で外に出てしまう。予選のDスコアは6.7だった。
#3 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
1. | マクーツ | Makuts | E | I |
---|---|---|---|---|
2. | ヒーリー | Healy | D | I |
3. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
4. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
5. | 屈身ベーレ | Belle Pk | E | III |
6. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
7. | ハラダ | Front Uprise Back Toss 1/2 | D | II |
8. | モリスエ | Morisue | D | I |
9. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.7
E:8.966
Score:15.666
なんと屈身ベーレを追加して個人総合からDスコアを0.3上げてきた。難度を上げても実施の安定さはそのままで、着地も手を回したがしっかり止める。
#4 ZONDERLAND Epke (NED)
1. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
---|---|---|---|---|
2. | シャルロ | Basket to 1 Rail Hdst | E | IV |
3. | チッペルト | Tippelt | D | III |
4. | ゾンダーランド腕支持 | Zonderland to UA | E | I |
5. | 後ろ振り上がり開脚入れ屈腕支持 | Back Uprise Strd Cut to BA Sup | A | II |
6. | マクーツ | Makuts | E | I |
7. | 前方開脚5/4宙返り支持 | 5/4 Front Strd to Sup | E | I |
8. | ペガン | 5/4 Diamidov to 1/1 | E | I |
9. | 単棒横向き開脚浮腰上がり倒立 | Side Glide Strd Up to Hdst | B | III |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.5
E:8.800
Score:15.300
自身の名がつくゾンダーランド(片腕支持5/4ひねり単棒倒立経過、軸手を換えて片腕支持5/4ひねり支持)(F)でバランスを崩し、腕支持での受けになってしまう。予定のDスコアは6.6か。
#5 TSOLAKIDIS Vasileios (GRE)
1. | け上がり開脚抜き倒立 | Glide Kip Strd Cut to Hdst | B | III |
---|---|---|---|---|
2. | ツォラキディス2 | Front Uprise 5/4 Diamidov to 1/4 | F | II |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | リチャード | Front Uprise Diamidov | E | II |
5. | 前振り上がり3/4ひねり倒立 | Front Uprise 3/4 to Hdst | D | II |
6. | ツォラキディス | Front Uprise Makuts | G | II |
7. | 後ろ振り倒立 | Back Swing to Hdst | A | I |
8. | ヒーリー | Healy | D | I |
9. | ディアミドフ | Diamidov | C | I |
10. | 〈終末技なし〉 |
D:5.6 (EGR V:0.0)
E:7.833
Score:13.433
今大会、5を新技申請したが、これはリチャードあるいはツォラキディスをダウングレードさせたような中途半端なもの。認められなくても仕方のないような技だったが、今大会に限りD難度で認定されることになった。安定した演技を見せていたが、最後のディアミドフひねりに失敗し、難度なしの後方宙返りで下りてしまう。予定はD:6.8だったが、終末技なしのため大きくDスコアを下げる。
#6 FOKIN Anton (UZB)
1. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
---|---|---|---|---|
シャルロ〈落下〉 | Basket to 1 Rail Hdst | |||
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | ベーレ | Belle | D | III |
4. | ハラダ | Front Uprise Back Toss 1/2 | D | II |
5. | 前方かかえ込み2回宙返り腕支持 | Double Front to UA | D | I |
6. | 後ろ振り上がり開脚入れ伸腕支持 | Back Uprise Strd Cut to Sup | B | II |
7. | ヒーリー | Healy | D | I |
8. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
9. | チッペルト | Tippelt | D | III |
10. | 〈終末技なし〉 |
D:5.5 (EGR V:0.0)
E:6.966
Score:12.466
シャルロで静止できず落下してしまう。その後は立て直して演技を続けていたかに見えたが、最後のチッペルトもぎこちない実施になってしまい、終末技にいこうとしたところで演技をやめてしまった。予定のDスコアは6.9と高かったのだが残念。
#7 WYNN Brandon (USA)
1. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | タナカ | Tanaka | F | III |
4. | 後ろ振り上がり開脚入れ屈腕支持 | Back Uprise Strd Cut to BA Sup | A | II |
5. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
ヒーリー〈失敗〉 | Healy | |||
6. | ベーレ | Belle | D | III |
7. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
8. | モイ | Moy | C | III |
9. | 前振りひねり倒立 | Stützkehr to Hdst | C | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.3
E:7.966
Score:14.266
田中光が発表して以来なかなか使い手のいなかったタナカ(懸垂前振りひねり前方2回宙返り腕支持)を見せ場内が沸く。しかしその後は、ヒーリーに失敗、ツイストの後にも無価値なスイングが入ってしまいDスコア、Eスコアともに大きく下げてしまう。
#8 OROZCO John (USA)
1. | 後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持 | Back Uprise Front Pk to Sup | D | II |
---|---|---|---|---|
2. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
3. | 屈身モリスエ | Morisue Pk | E | I |
4. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
5. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
6. | 懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持 | Giant Back Toss 1/2 | D | III |
7. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
8. | チッペルト | Tippelt | D | III |
9. | ヒーリー | Healy | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.8
E:8.733
Score:15.533
全てD難度以上でD:6.8という構成。棒下ひねり倒立で脚が割れるなどところどころ乱れはあったがほぼ安定した実施を見せ、着地もわずかなずれに抑える。
#9 YOU Hao (CHN)
1. | 後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持 | Back Uprise Front Pk to Sup | D | II |
---|---|---|---|---|
2. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
3. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
4. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
5. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
6. | 屈身ベーレ | Belle Pk | E | III |
7. | チッペルト | Tippelt | D | III |
8. | 懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持 | Giant Back Toss 1/2 | D | III |
9. | ヒーリー | Healy | D | I |
10. | 前方かかえ込み2回宙返りひねり下り | Double Front 1/2 | F | V |
D:6.9
E:8.600
Score:15.500
切れのいい技捌きで演技を続けていたが、ヒーリーの前の倒立で腕が曲がってしまった。最後は前方2回宙返りからひねるF難度の終末技。着地こそ1歩動いたが、いい実施だった。
LIN Chaopan (CHN)
内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
OROZCO John (USA)
Dスコアの分布は6.6~6.9というところですが、半数以上の選手が予定の演技構成を実施できず、平行棒の難しさがよく分かる種目別決勝になりました。タナカや前宙ダブルひねり下りなど、Dスコアを上げるためにこれまであまり見られなかった高難度技を取り入れた演技が見られるようになっています。
D:7.0を持つ優勝候補、周施雄が同じ中国選手2人に阻まれて予選落ちし、種目別の平行棒は波乱の幕開けとなりました。決勝では予選1位のツォラキディスと2位のフォキンがまさかの大失敗。安定した実施を見せた林超攀と、難度を上げてきた内村がDスコア、Eスコアともに同点で優勝。オロスコが3位に入りました。
by kaki_aqr
| 2013-10-29 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
|
Comments(8)
Commented
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伸身ローチェ
at 2013-10-29 22:34
x
トラブルが多かった決勝で内村選手の安定さはとても光っていました。なにかその演技が簡単に見えてくるんですよね、楽々とやっていくもんですから。
内村が種目別で難度を上げてくるとすればゆかだと思っていたので、ここで上げてきたのには本当に驚きました。屈身ベーレを追加して、きつくないはずはないと思うのですが、それを感じさせない演技は本当にすごいです。
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by
名無しのSさん
at 2014-02-03 03:55
x
内村は車輪と開脚抜き倒立が苦手なようですね。
車輪はちょっと前に出てしまうようですね。カット倒立はそうなんですか。やはり内村は宙返り系が得意なんだろうなと思います。
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by
伸身ローチェ
at 2014-12-06 00:33
x
>今大会、5を新技申請したが、これはリチャードあるいはツォラキディスをダウングレードさせたような中途半端なもの。認められなくても仕方のないような技だったが、
こういう感覚は体操界では普通なんでしょうか。私は納得がいきません。
この表現だと先にFront Uprise 3/4 to Hdstが発表されていれば今でも認めらたままのような感じがして、発表の順番で技の存在まで左右されてしまうように思えてしまいます。
平行棒をやる選手はツォラキディス選手のような腕支持始動技のスペシャリストだけならまだしも、普通の選手もいるわけで、その選手からしたらちょうどチャレンジングな技でしょう。それができなくなって次に簡単な技がE難度のリチャードというのはちょっと...棒下宙返りからの倒立技では多くのひねり角度が認定されるのに腕支持始動ではダメというのは理不尽ではないでしょうか。
制限をつけるならあん馬の倒立に上げる技のように回数制限にするとかもっと穏便なやり方があるように思えるのですが。
こういう感覚は体操界では普通なんでしょうか。私は納得がいきません。
この表現だと先にFront Uprise 3/4 to Hdstが発表されていれば今でも認めらたままのような感じがして、発表の順番で技の存在まで左右されてしまうように思えてしまいます。
平行棒をやる選手はツォラキディス選手のような腕支持始動技のスペシャリストだけならまだしも、普通の選手もいるわけで、その選手からしたらちょうどチャレンジングな技でしょう。それができなくなって次に簡単な技がE難度のリチャードというのはちょっと...棒下宙返りからの倒立技では多くのひねり角度が認定されるのに腕支持始動ではダメというのは理不尽ではないでしょうか。
制限をつけるならあん馬の倒立に上げる技のように回数制限にするとかもっと穏便なやり方があるように思えるのですが。
まぁ端的には、ツォラキディス選手はリチャードやツォラキディスも実施しているので、新技としてはあまりにもせこいと、そう判断されたんだと思います。
発表の順番で技の存在が左右されるか、ダウングレードされた技が認められるか、はたまた他の選手が申請していたら、ということについては、いろいろな例があるでしょうから一概には言えないと思います。ただ、この件については、ディアミドフが古くからある非常に基本的な技(1964年発表)ということもあり、今更3/4ひねりというのはやはり中途半端だと思います。この新技判定の際に「今後も3/4ディアミドフ的な技は認めない」ということが示されていますし。
じゃあ棒下3/4ひねりはどうなんだということになりますが、これはディアミドフ的な捌きとまたちょっと違いますからね。2013年からは1/2ひねりと同一枠になってあまり推奨されていない感もあります。レイバとか今もやってますけど。
ところで、ツォラキディス選手はツォラキディス腕支持(E)を入れれば難度を稼げると思うのですがどうなんでしょう。さすがにツォラキディスと両方やるのは本人としてもどうかということでやってないんでしょうかね。
発表の順番で技の存在が左右されるか、ダウングレードされた技が認められるか、はたまた他の選手が申請していたら、ということについては、いろいろな例があるでしょうから一概には言えないと思います。ただ、この件については、ディアミドフが古くからある非常に基本的な技(1964年発表)ということもあり、今更3/4ひねりというのはやはり中途半端だと思います。この新技判定の際に「今後も3/4ディアミドフ的な技は認めない」ということが示されていますし。
じゃあ棒下3/4ひねりはどうなんだということになりますが、これはディアミドフ的な捌きとまたちょっと違いますからね。2013年からは1/2ひねりと同一枠になってあまり推奨されていない感もあります。レイバとか今もやってますけど。
ところで、ツォラキディス選手はツォラキディス腕支持(E)を入れれば難度を稼げると思うのですがどうなんでしょう。さすがにツォラキディスと両方やるのは本人としてもどうかということでやってないんでしょうかね。
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by
伸身ローチェ
at 2014-12-07 22:42
x
なるほど3/4ディアミドフ系はそもそもあまりよしとされていないんですね。腕支持から倒立技の実施がちょっと少なくて不思議だったんですがそういう事情なら納得できます。
>ツォラキディス選手はツォラキディス腕支持(E)を入れれば難度を稼げると思うのですがどうなんでしょう。
すでに制限があるってことはないですよねえ。技の終わりの形が異なるだけの技は複数認めないとか。
>ツォラキディス選手はツォラキディス腕支持(E)を入れれば難度を稼げると思うのですがどうなんでしょう。
すでに制限があるってことはないですよねえ。技の終わりの形が異なるだけの技は複数認めないとか。
ヒーリーとヒーリー腕支持をやる選手もいますし制限はないはずです。宙返り系の技だと制限がありますが。でもこれでG難度とE難度を取った日にはすぐに制限がかかりそうです(笑)。