2013年 09月 10日
2012年ロンドンオリンピック:種目別跳馬の演技構成 |
2012 Olympics London (GBR) EF VT Routine Guide
2012年のロンドンオリンピック:種目別跳馬の演技構成です。
動画が埋め込みできないので、画像をクリックしてください。
#1 KOCZI Flavius (ROU)
1本目、2本目ともに後ろに大きな1歩でラインオーバー。着手時の大きな脚の開きは減点対象。2本目はヨー2の表示だったが1回ひねりの少ないロウ・ユンとなる。得点はD:7.0で表示されるが、その後訂正された。
#2 THOMAS Kristian (GBR)
1本目は跳ぶ選手の少ない屈身メリサニディス。1歩の跳ねで収める。しかし、2本目のローチェが低くなり、後ろに手を突いてしまう大過失。
#3 BOTELLA PEREZ Isaac (ESP)
1本目、2本目ともにD:6.6の跳越で前に1歩は苦しい。若干の脚の開きやねじれはあるものの空中姿勢は比較的良い。
#4 RADIVILOV Igor (UKR)
1本目、ドラグレスクの着地を決める。2本目のル・ユーフは後ろに大きめの1歩で留める。
#5 ABLYAZIN Denis (RUS)
1本目、着地の難しいル・ユーフをほぼ止める。2本目はわずかにひねり不足気味になり、後ろに1歩。ぎりぎりでラインオーバーにはならず。
#6 MIKULAK Samuel (USA)
1本目、ロペスは後ろに大きめの1歩。2本目、ローチェは低めの着地になるがピタリと止めた。
#7 GONZALEZ SEPULVEDA Enrique Tomas (CHI)
1本目、アブリャジンに負けじとル・ユーフを止める。2本目、シューフェルトは前に1歩跳ねてしまう。
#8 YANG Hak-Seon (KOR)
1本目、D:7.4のオリジナルは前に大きく2歩歩いてしまう。ミスの許されなくなった2本目だったが、ロペスの着地を完璧に止めてみせた。
YANG Hak-Seon (KOR)
ABLYAZIN Denis (RUS)
RADIVILOV Igor (UKR)
最後に登場したヤン・ハクソンが、素晴らしい跳越で見事金メダル。特にロペスは空中姿勢、ひねりの開きと素晴らしい実施でした。当分の間、ヤンの時代が続くのではないかと思えたオリンピックの跳馬でした。
2012年のロンドンオリンピック:種目別跳馬の演技構成です。
動画が埋め込みできないので、画像をクリックしてください。
#1 KOCZI Flavius (ROU)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.200 | 0.1 | 16.100 |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロウ・ユン | Hdsp Front Lay 3/2 | 6.2 | 9.066 | 0.1 | 15.166 |
Total: | 15.633 |
1本目、2本目ともに後ろに大きな1歩でラインオーバー。着手時の大きな脚の開きは減点対象。2本目はヨー2の表示だったが1回ひねりの少ないロウ・ユンとなる。得点はD:7.0で表示されるが、その後訂正された。
#2 THOMAS Kristian (GBR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | 屈身メリサニディス | Yurchenko Double Pk | 7.0 | 9.366 | 16.366 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ローチェ | Hdsp Double Front | 6.6 | 8.200 | 0.1 | 14.700 |
Total: | 15.533 |
1本目は跳ぶ選手の少ない屈身メリサニディス。1歩の跳ねで収める。しかし、2本目のローチェが低くなり、後ろに手を突いてしまう大過失。
#3 BOTELLA PEREZ Isaac (ESP)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 6.6 | 9.300 | 15.900 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | 前転とび前方伸身宙返り2回ひねり | Hdsp Front Lay 2/1 | 6.6 | 9.233 | 15.833 | |
Total: | 15.866 |
1本目、2本目ともにD:6.6の跳越で前に1歩は苦しい。若干の脚の開きやねじれはあるものの空中姿勢は比較的良い。
#4 RADIVILOV Igor (UKR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.400 | 16.400 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.233 | 16.233 | |
Total: | 16.316 |
1本目、ドラグレスクの着地を決める。2本目のル・ユーフは後ろに大きめの1歩で留める。
#5 ABLYAZIN Denis (RUS)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.433 | 16.433 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | リ・シャオペン | RO 1/2 Hdsp Front Lay 5/2 | 7.2 | 9.166 | 16.366 | |
Total: | 16.399 |
1本目、着地の難しいル・ユーフをほぼ止める。2本目はわずかにひねり不足気味になり、後ろに1歩。ぎりぎりでラインオーバーにはならず。
#6 MIKULAK Samuel (USA)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.100 | 16.100 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ローチェ | Hdsp Double Front | 6.6 | 9.400 | 16.000 | |
Total: | 16.050 |
1本目、ロペスは後ろに大きめの1歩。2本目、ローチェは低めの着地になるがピタリと止めた。
#7 GONZALEZ SEPULVEDA Enrique Tomas (CHI)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.400 | 16.400 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | シューフェルト | Yurchenko Lay 5/2 | 6.6 | 9.366 | 15.966 | |
Total: | 16.183 |
1本目、アブリャジンに負けじとル・ユーフを止める。2本目、シューフェルトは前に1歩跳ねてしまう。
#8 YANG Hak-Seon (KOR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ヤン・ハクソン | Hdsp Front Lay 3/1 | 7.4 | 9.066 | 16.466 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.600 | 16.600 | |
Total: | 16.533 |
1本目、D:7.4のオリジナルは前に大きく2歩歩いてしまう。ミスの許されなくなった2本目だったが、ロペスの着地を完璧に止めてみせた。
YANG Hak-Seon (KOR)
ABLYAZIN Denis (RUS)
RADIVILOV Igor (UKR)
最後に登場したヤン・ハクソンが、素晴らしい跳越で見事金メダル。特にロペスは空中姿勢、ひねりの開きと素晴らしい実施でした。当分の間、ヤンの時代が続くのではないかと思えたオリンピックの跳馬でした。
by kaki_aqr
| 2013-09-10 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
|
Comments(8)
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伸身ローチェ
at 2013-09-11 20:42
x
2跳躍目のヤン・ハクソンが何かダーツみたいだなと思いながらみていたオリンピックでした。
着ピタのことを英語ではstickといいますが、まさに突き刺さるような着地でしたね。ロペスでこの着地はすごいです。
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伸身ローチェ
at 2013-09-12 01:17
x
ちょっと疑問なんですがコレだけ完璧なロペスでもEスコアは0.4減点されてるんですね。ちょっと着地足が開いているのが少欠点としても残りの0.3がまったく分からない…空中姿勢でちょこちょこという感じなのかなぁ?
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名無しのSさん
at 2013-09-12 03:02
x
>伸身ローチェ さん
他に目立つ減点箇所といえば、着地姿勢が若干低いことでしょうか。
これぐらいしかわからない。
いつも思ってる事なんですが、選手はどこを減点されているか聞くことってできないんですかね。
Eスコアを変えることはできませんが、そこで聞いたことを糧に自分はどこがダメなのか自覚することで、より一層精度を高めることができそうだと思うんですが。
本来あるべき美しい体操というものにもより近づけられるだろうし、体操会全体としても推奨されるべきことだと思うんですが。
それとももう既に公開されているとか?
でも明らかに目立つミス(足割れ、平行棒での倒立の収め不足など)を野放しにする選手が多いので、どうなんだろう?
他に目立つ減点箇所といえば、着地姿勢が若干低いことでしょうか。
これぐらいしかわからない。
いつも思ってる事なんですが、選手はどこを減点されているか聞くことってできないんですかね。
Eスコアを変えることはできませんが、そこで聞いたことを糧に自分はどこがダメなのか自覚することで、より一層精度を高めることができそうだと思うんですが。
本来あるべき美しい体操というものにもより近づけられるだろうし、体操会全体としても推奨されるべきことだと思うんですが。
それとももう既に公開されているとか?
でも明らかに目立つミス(足割れ、平行棒での倒立の収め不足など)を野放しにする選手が多いので、どうなんだろう?
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伸身ローチェ
at 2013-09-12 19:46
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Eスコアの開示は競技会の運営に支障をきたすと分かっていても不満の声があがったり、後々に開示でも禍根にはなっちゃうんでしょうね、ロンドン五輪ではちょっとどたばたしましたし。跳馬くらいなら採点するポイントも少ないのでそこまでこじれないかもしれませんがあん馬、吊り輪あたりは開示のたびに・・・でもだめなところは教えてほしいですよね。
倒立に関しては実は結構難しいんだと思います。あん馬の高得点技は軒並み倒立を含んでますし、単棒倒立もかなり難度が高く設定されている感があります、ツォラキディス1とか。DスコアとEスコアのバランスなんでしょうね、特に種目別ではギャンブルが必要でしょうし。
倒立に関しては実は結構難しいんだと思います。あん馬の高得点技は軒並み倒立を含んでますし、単棒倒立もかなり難度が高く設定されている感があります、ツォラキディス1とか。DスコアとEスコアのバランスなんでしょうね、特に種目別ではギャンブルが必要でしょうし。
着手時の脚の開きはほとんどないですが全くないわけではないのと、倒立位を垂直に通過というのがあるかもしれません。着地の脚の開きが広いですが(肩幅を超えると中欠点)、これがどう取られているかですね。
外国選手の手放し技での脚割れとか気になりますよね。やはりつま先まで神経の行き届いた演技というのは相当大変なんでしょう。だからこそ日本の美しい体操は本当に素晴らしいと思います。
外国選手の手放し技での脚割れとか気になりますよね。やはりつま先まで神経の行き届いた演技というのは相当大変なんでしょう。だからこそ日本の美しい体操は本当に素晴らしいと思います。
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伸身ローチェ
at 2013-09-17 13:30
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倒立とかでもきちんと足をそろえるって基本、美しさ、難しさ(筋力)?と体操演技の基礎的な部分が入っている技術だと思います。平行棒でもシャルロとかをきちんと足割れなく一秒止めている人って少ないと思いますししっかり決めている技はかっこいいですよね。
シャルロは最近実施する選手が増えていますが、単棒縦向き倒立って相当怖いのではないかと。よく止められるなって思います。