2013年 08月 09日
本家本元:チッペルト(平行棒) |
Originators : Tippelt (PB)
平行棒のチッペルト(倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立)です。

日本語名がやたら長い技ですが、それゆえにさらなる説明は必要ないように思われます。発表者は旧東ドイツのスウェン・チッペルト。1986年に発表されたらしいということで、動画もちょうどその頃の映像になります。
現在でもD難度の技です。多くの選手が振り上がった後に開脚前挙支持の姿勢を取り、中には一瞬静止するような捌きが見受けられることもありますが(本家もそんな感じですが)、実はこの技、上の図を見ても分かるとおり、そんな姿勢を経過することが特に要求されているわけではありません。
チッペルトはあくまでも振り上がって開脚抜き倒立を行う技なのです。その理想的な実施を行う最高の使い手が中野大輔でした。中野のチッペルトはもはや語り尽くされた感がありますが、彼以上の使い手は世界も含めて未だ存在しないでしょう。
その中野の2004年アテネオリンピック:種目別における演技がこちら。チッペルトはバーを握ったときにはほとんど倒立に近い姿勢になっています。チッペルトだけでなく、ベーレの高さも素晴らしい。終末技はやや乱れましたが、後方2回宙返り1回ひねり下り(当時はまだカトウ・ヒロユキの名は付いていませんでした)を行っています。
倒立から伸膝で振り下ろすチッペルトの動きは、同じく懸垂を経過する運動でありながら膝を曲げて行う車輪とは全く性質を異にする平行棒独特の面白い動きだと思います。最近はバブサー(E)などこの技の発展形と見られる技も出てきましたが、まだまだこの動きには新しい技が生まれる可能性が存分にあると思われます。ベーレのような2回宙返り系の技とか無理でしょうか。
平行棒のチッペルト(倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立)です。

日本語名がやたら長い技ですが、それゆえにさらなる説明は必要ないように思われます。発表者は旧東ドイツのスウェン・チッペルト。1986年に発表されたらしいということで、動画もちょうどその頃の映像になります。
現在でもD難度の技です。多くの選手が振り上がった後に開脚前挙支持の姿勢を取り、中には一瞬静止するような捌きが見受けられることもありますが(本家もそんな感じですが)、実はこの技、上の図を見ても分かるとおり、そんな姿勢を経過することが特に要求されているわけではありません。
チッペルトはあくまでも振り上がって開脚抜き倒立を行う技なのです。その理想的な実施を行う最高の使い手が中野大輔でした。中野のチッペルトはもはや語り尽くされた感がありますが、彼以上の使い手は世界も含めて未だ存在しないでしょう。
その中野の2004年アテネオリンピック:種目別における演技がこちら。チッペルトはバーを握ったときにはほとんど倒立に近い姿勢になっています。チッペルトだけでなく、ベーレの高さも素晴らしい。終末技はやや乱れましたが、後方2回宙返り1回ひねり下り(当時はまだカトウ・ヒロユキの名は付いていませんでした)を行っています。
倒立から伸膝で振り下ろすチッペルトの動きは、同じく懸垂を経過する運動でありながら膝を曲げて行う車輪とは全く性質を異にする平行棒独特の面白い動きだと思います。最近はバブサー(E)などこの技の発展形と見られる技も出てきましたが、まだまだこの動きには新しい技が生まれる可能性が存分にあると思われます。ベーレのような2回宙返り系の技とか無理でしょうか。
by kaki_aqr
| 2013-08-09 21:00
| 本家本元 Originators
|
Comments(13)
中野選手のチッペルトはほんとに素晴らしいですね。
しかし現状では、一度静止する実施しか見たことがないので、中野選手の実施を見るまではそれが普通だと思っていたぐらいでした。
ところで中野選手の屈伸べーレなんですが、はじめ抱え込み姿勢になってるのが気になるのですが、これはバーで一度懸垂姿勢になるとき、足を曲げる必要があるので仕方ないのでしょうか?
かの偉大な李小鵬の実施でも抱え込み姿勢が少し伺えますし。
審判の方も仕方ないとしてそんなに気にしてないとか?
しかし現状では、一度静止する実施しか見たことがないので、中野選手の実施を見るまではそれが普通だと思っていたぐらいでした。
ところで中野選手の屈伸べーレなんですが、はじめ抱え込み姿勢になってるのが気になるのですが、これはバーで一度懸垂姿勢になるとき、足を曲げる必要があるので仕方ないのでしょうか?
かの偉大な李小鵬の実施でも抱え込み姿勢が少し伺えますし。
審判の方も仕方ないとしてそんなに気にしてないとか?
チッペルトについては私もそう思ってました(笑)。
車輪で膝を曲げるので、屈身ベーレはどうしてもこうなりますね。屈身になるのが遅い場合はかかえ込みと判定されることに一応なってますが、そういう判定は未だ見たことがないですね。李小鵬の屈身ベーレはかなりいい方ではないかと思います。
そんなわけで、チッペルトのような膝を伸ばした振り下ろしから完全な屈身のベーレみたいな技ができないかなと思ったのですが、無理ですかねぇ。
車輪で膝を曲げるので、屈身ベーレはどうしてもこうなりますね。屈身になるのが遅い場合はかかえ込みと判定されることに一応なってますが、そういう判定は未だ見たことがないですね。李小鵬の屈身ベーレはかなりいい方ではないかと思います。
そんなわけで、チッペルトのような膝を伸ばした振り下ろしから完全な屈身のベーレみたいな技ができないかなと思ったのですが、無理ですかねぇ。
チッペルトの理想系は力を一切使わずに開脚抜きの際の勢いだけで倒立に上げることですかね。
イメージとしてはベーレ等を実施したあとに倒立に上げているような感じ(ごめんなさい、あれ技名知らないんです。後ろ振り上がり倒立だったかな?)。
もちろん飛距離も十分な状態で(理想系は李小鵬など)。
もしこんな実施をする選手が現れれば、今のような実施をしている選手はほぼ間違いなく減点を喰らうでしょう。
イメージとしてはベーレ等を実施したあとに倒立に上げているような感じ(ごめんなさい、あれ技名知らないんです。後ろ振り上がり倒立だったかな?)。
もちろん飛距離も十分な状態で(理想系は李小鵬など)。
もしこんな実施をする選手が現れれば、今のような実施をしている選手はほぼ間違いなく減点を喰らうでしょう。
中野選手並の実施ができる選手が一人だけいます。ベラルーシの
Dimitri Kaspiarovich選手です。
動画はあまりないですが世界選手権東京大会の予選では完璧に倒立にはめていました。
Dimitri Kaspiarovich選手です。
動画はあまりないですが世界選手権東京大会の予選では完璧に倒立にはめていました。
カスピアロビッチはなかなか動画ないですね。跳馬はでてくるんですが。でもありました。ちょっと古いですがこれですね。確かにいいチッペルト。
http://www.youtube.com/watch?v=OktFP96vEWU
Eスコアはその技の一番理想的な実施と比較しての減点という性格があると思うので、中野やこの選手のようなチッペルトがE審判の頭にあれば、他の選手のチッペルトはみんな減点されますね。
http://www.youtube.com/watch?v=OktFP96vEWU
Eスコアはその技の一番理想的な実施と比較しての減点という性格があると思うので、中野やこの選手のようなチッペルトがE審判の頭にあれば、他の選手のチッペルトはみんな減点されますね。
http://www.youtube.com/watch?v=DrpVAMavHEs&feature=player_detailpage#t=28
カスピアロビッチですが、これなんか腰を上げようとしたがために、それが逆にあだとなってバーが足に当たってしまい、やるせないですね。
カスピアロビッチですが、これなんか腰を上げようとしたがために、それが逆にあだとなってバーが足に当たってしまい、やるせないですね。
これだと不認定でしょうね…。
仕方ないとはいえ、かわいそうですね。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=QdeqvfTDOKo#t=21
この選手の実施もいいですね。
ちょっと写りが悪いですが。
この選手の実施もいいですね。
ちょっと写りが悪いですが。
カルボ・モレノの平行棒はいいですね。ただ、ここまで高いチッペルトをやっていた印象がなかったのでちょっと驚きました。
ぼくもそう思っていました。たまたまこの動画を見かけただけで。
ただこの実施は彼自身としてもかなりうまくいった方なのではないかと。
他の動画もいくつか調べてみましたが、ほかの選手とあまり大差のない実施ばかりでした(あくまで僕の見た範囲ではですが)
ただ彼自身なるべく腰を高く上げようという意思はあるらしく、下の動画では上げようとしたもの、力不足?で開脚前挙になってしまうという場面が見受けられます。
http://www.youtube.com/watch?v=A-fuNXxs5Ws&feature=player_detailpage#t=11
結果的には失敗していますが、チッペルトを実施するうえで、なるべく腰を高く上げようという彼のような意思はほかの選手にも見習ってほしいですね(何様なんだという感じではありますが)
ただこの実施は彼自身としてもかなりうまくいった方なのではないかと。
他の動画もいくつか調べてみましたが、ほかの選手とあまり大差のない実施ばかりでした(あくまで僕の見た範囲ではですが)
ただ彼自身なるべく腰を高く上げようという意思はあるらしく、下の動画では上げようとしたもの、力不足?で開脚前挙になってしまうという場面が見受けられます。
http://www.youtube.com/watch?v=A-fuNXxs5Ws&feature=player_detailpage#t=11
結果的には失敗していますが、チッペルトを実施するうえで、なるべく腰を高く上げようという彼のような意思はほかの選手にも見習ってほしいですね(何様なんだという感じではありますが)
とはいえこういったのを見ると、今の選手は本当にチッペルトに本来求められている姿勢を知らないのかもしれませんね。
腰を意図的に上げようという姿勢が見受けられることはほぼありませんし。意図的に開脚前挙に持っていてるような気もします。
もし本当に知らないとしたら、残念ですね(やろうと思えばできる人がいるならなおさら)
まあ体力温存のためにあえてそうはしないとかも考えられますが(こっちの方が考えられるか)
飛距離をそれなりに出せる選手なら、その飛距離を横ではなく高さに変換すればできないこともない気がしますが。腰の切り返しも重要ですが。
腰を意図的に上げようという姿勢が見受けられることはほぼありませんし。意図的に開脚前挙に持っていてるような気もします。
もし本当に知らないとしたら、残念ですね(やろうと思えばできる人がいるならなおさら)
まあ体力温存のためにあえてそうはしないとかも考えられますが(こっちの方が考えられるか)
飛距離をそれなりに出せる選手なら、その飛距離を横ではなく高さに変換すればできないこともない気がしますが。腰の切り返しも重要ですが。
やっぱりそうですよね。自分も前後の年の動画を見てみたんですが、こんな実施は他になかったので。
やはりみんな開脚前挙支持でやっているので、チッペルトはそういうもの、みたいになっているというのはあるかもしれません。
やはりみんな開脚前挙支持でやっているので、チッペルトはそういうもの、みたいになっているというのはあるかもしれません。

