2013年 08月 06日
2011年世界選手権:種目別跳馬の演技構成 |
2011 Worlds Tokyo (JPN) EF VT Routine Guide
2011年の世界選手権・東京大会:種目別跳馬の演技構成です。
#1 BOUHAIL Thomas (FRA)
1本目、ドラグレスクを完璧に決めるが、2本目のル・ユーフで大きく後ろに乱れてしまう。
#2 SHEK Wai-Hung (HKG)
1本目、大きく前に跳ねてしまう。2本目も後ろに跳ねるがD:7.0のロペスとしてはまとめたと言っていい跳越。
#3 GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
1本目、ル・ユーフを小さな1歩に収める。2本目のドラグレスクはほぼ止めたと言っていい着地。ひねりのタイミングが早くジマーマン(D:7.0)気味の実施だが、申請している技番号は3.38のドラグレスクとなっている。
#4 KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
1本目のドラグレスクはほぼ止めるが、2本目のル・ユーフが後ろに乱れラインオーバーとなってしまう。
#5 ABLYAZIN Denis (RUS)
1本目、ル・ユーフを1歩の跳ねで収める。2本目はリ・シャオペン。雄大ではあるが横に反れた跳越となりラインオーバーとなる。
#6 YANG Hak-Seon (KOR)
1本目の技番号はグループIIIでの新技申請を意味する3.99。驚異的な跳越となる前転とび前方伸身宙返り3回ひねりを1歩でほぼまとめ、ヤン・ハクソンの名が付いた。2本目のロペスはラインオーバーとなる。
#7 沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
1本目、ロペスをほぼまとめるがラインオーバーが付く。2本目のヨー2は1歩で収める。
#8 WAMMES Jeffrey (NED)
1本目、D:7.2のリ・シャオペンを申請するが、ひねり不足で2回ひねりと判定される。このため2本目はロペスの予定だったが、ドリッグスに落としてしまった。
YANG Hak-Seon (KOR)
GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
世界初となるD:7.4の跳越を見事に決めたヤン・ハクソンが優勝。この跳越をこのレベルで決められるとD:7.0を2本揃えたくらいでは太刀打ちできません。おそろしい選手が現れました。3位には2本の跳越をまとめた沖口が入りました。
2011年の世界選手権・東京大会:種目別跳馬の演技構成です。
#1 BOUHAIL Thomas (FRA)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.666 | 16.666 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 8.808 | 0.1 | 15.708 |
Total: | 16.187 |
1本目、ドラグレスクを完璧に決めるが、2本目のル・ユーフで大きく後ろに乱れてしまう。
#2 SHEK Wai-Hung (HKG)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ローチェ | Hdsp Double Front | 6.6 | 9.000 | 15.600 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.300 | 16.300 | |
Total: | 15.950 |
1本目、大きく前に跳ねてしまう。2本目も後ろに跳ねるがD:7.0のロペスとしてはまとめたと言っていい跳越。
#3 GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.333 | 16.333 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.400 | 16.400 | |
Total: | 16.366 |
1本目、ル・ユーフを小さな1歩に収める。2本目のドラグレスクはほぼ止めたと言っていい着地。ひねりのタイミングが早くジマーマン(D:7.0)気味の実施だが、申請している技番号は3.38のドラグレスクとなっている。
#4 KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.533 | 16.533 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 8.733 | 0.1 | 15.633 |
Total: | 16.083 |
1本目のドラグレスクはほぼ止めるが、2本目のル・ユーフが後ろに乱れラインオーバーとなってしまう。
#5 ABLYAZIN Denis (RUS)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.333 | 16.333 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | リ・シャオペン | RO 1/2 Hdsp Front Lay 5/2 | 7.2 | 8.916 | 0.1 | 16.016 |
Total: | 16.174 |
1本目、ル・ユーフを1歩の跳ねで収める。2本目はリ・シャオペン。雄大ではあるが横に反れた跳越となりラインオーバーとなる。
#6 YANG Hak-Seon (KOR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ヤン・ハクソン | Hdsp Front Lay 3/1 | 7.4 | 9.466 | 16.866 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.366 | 0.1 | 16.266 |
Total: | 16.566 |
1本目の技番号はグループIIIでの新技申請を意味する3.99。驚異的な跳越となる前転とび前方伸身宙返り3回ひねりを1歩でほぼまとめ、ヤン・ハクソンの名が付いた。2本目のロペスはラインオーバーとなる。
#7 沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.400 | 0.1 | 16.300 |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ヨー2 | Hdsp Front Lay 5/2 | 7.0 | 9.283 | 16.283 | |
Total: | 16.291 |
1本目、ロペスをほぼまとめるがラインオーバーが付く。2本目のヨー2は1歩で収める。
#8 WAMMES Jeffrey (NED)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロンダートひねり前転とび 前方伸身宙返り2回ひねり | RO 1/2 Hdsp Front Lay 2/1 | 6.8 | 8.633 | 15.433 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 6.6 | 9.333 | 15.933 | |
Total: | 15.683 |
1本目、D:7.2のリ・シャオペンを申請するが、ひねり不足で2回ひねりと判定される。このため2本目はロペスの予定だったが、ドリッグスに落としてしまった。
YANG Hak-Seon (KOR)
GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
世界初となるD:7.4の跳越を見事に決めたヤン・ハクソンが優勝。この跳越をこのレベルで決められるとD:7.0を2本揃えたくらいでは太刀打ちできません。おそろしい選手が現れました。3位には2本の跳越をまとめた沖口が入りました。
by kaki_aqr
| 2013-08-06 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
|
Comments(2)
Commented
by
名無しのSさん
at 2013-08-06 22:15
x
ヤンハクソンに至っては、現状二本目にロペスを実施していますが、ロペスひねりを実施してくる可能性もあるそうです。
もしそうなってくるとよっぽどのミスをしない限りはほかの選手では太刀打ちが難しいですよね。
Dスコアを上げようにもD6.4の技といえば、ヤンハクソン(たぶん本人しかできない)、リ・セガン、屈伸ドラグレスク、ロペスひねり(成功すれば多分)しかない上に、どれもリスクが高く実施が難しいですしね(その証拠に実施する選手がほとんどいない)
その上彼Eスコアも高いですし(飛距離、高さ、空中姿勢はほぼ文句なし。問題は着地ぐらいか?前向き着地なのでリスクも高い)
それにしても韓国はヨーホンチュルしかり跳馬が強いですが、彼もやっぱりヨーのことを意識してるんですかね?(いい意味でですよ)
もしそうなってくるとよっぽどのミスをしない限りはほかの選手では太刀打ちが難しいですよね。
Dスコアを上げようにもD6.4の技といえば、ヤンハクソン(たぶん本人しかできない)、リ・セガン、屈伸ドラグレスク、ロペスひねり(成功すれば多分)しかない上に、どれもリスクが高く実施が難しいですしね(その証拠に実施する選手がほとんどいない)
その上彼Eスコアも高いですし(飛距離、高さ、空中姿勢はほぼ文句なし。問題は着地ぐらいか?前向き着地なのでリスクも高い)
それにしても韓国はヨーホンチュルしかり跳馬が強いですが、彼もやっぱりヨーのことを意識してるんですかね?(いい意味でですよ)
ヤン・ハクソンにD:6.4を2本揃えられたらもう手の打ちようがないですね。対抗できそうなのはリ・セグァンくらいでしょうか。動画で見ている限りでは、実施面でヤンに分がありそうですが。
そうですね、2本とも前向き着地ですね。本人はヤン2を狙っているので、どこかではやってくるでしょうが、ロンドンオリンピックのときのようにロペスを止められるのなら、ここ一番の場面では無理にひねることもないかなという気はします。
いい意味でお互い強く意識しているのではないでしょうか。世選、五輪で金と実績はヤンの方が上ですが、その基盤である跳馬の強い韓国はヨーが築いたと言っていいと思います。
そうですね、2本とも前向き着地ですね。本人はヤン2を狙っているので、どこかではやってくるでしょうが、ロンドンオリンピックのときのようにロペスを止められるのなら、ここ一番の場面では無理にひねることもないかなという気はします。
いい意味でお互い強く意識しているのではないでしょうか。世選、五輪で金と実績はヤンの方が上ですが、その基盤である跳馬の強い韓国はヨーが築いたと言っていいと思います。