2013年 06月 28日
2010年世界選手権:種目別跳馬の演技構成 |
2010 Worlds Rotterdam (NED) EF VT Routine Guide
2010年の世界選手権・ロッテルダム大会:種目別跳馬の演技構成です。
#1 WAMMES Jeffrey (NED)
1本目、悪くない跳越だったが、前に大きく跳ねて片足ラインオーバーとなる。2本目はロペス(D:7.0)を狙ったが、ひねりが足らずドリッグスになってしまった。
#2 GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
1本目、着手時の脚の開きや曲がりが気になるが雄大な跳越。着地もわずかに動いただけ。2本目のドラグレスクも着地をほぼ決めた。
#3 BOUHAIL Thomas (FRA)
1本目、着地はやや大きく跳ねたが非常に大きな跳越。2本目も少し跳ねたが見事なドラグレスク。着手時の姿勢もよく高いEスコアを出す。
#4 KOCZI Flavius (ROU)
1本目、後ろにラインオーバーぎりぎりの大きな1歩。2本目、着手時の脚の大きな開きが気になる。着地は前に両足1歩。
#5 ISAYEV Andriy (UKR)
1本目、表示はドラグレスク(D:7.0)だったが、ローチェを跳ぶ。跳越は大きかったが、前に両足1歩。2本目はル・ユーフを少しの跳ねで収める。
#6 YANG Hak-Seon (KOR)
1本目、姿勢もよく大きな跳越。着地は後ろに1歩。2本目も同様にいい跳越だったが、着地は大きく後ろに1歩。
#7 KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
1本目、着地わずかに動く。2本目、やや斜めに反れた跳越になったが着地をほぼ収める。
#8 RIVERA Luis (PUR)
2本ともD:6.6。ともに姿勢がよく質の高い跳越だったが、着地は前に跳ねる。
BOUHAIL Thomas (FRA)
GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
5人がD:7.0以上の跳越を揃え、大きな失敗もなかったため、そのまま上位5位に収まっています。D:7.0以上をそろえる場合は、ドラグレスクとル・ユーフの2回宙返り系か、ヨー2とロペスのひねり系かという組合せになっていますが、ここ何年かの種目別では2回宙返り系に分があるように思われます。北京オリンピックでブラニクと同点を出しながらタイブレイクで銀メダルとなったブエルが嬉しい初優勝。
2010年の世界選手権・ロッテルダム大会:種目別跳馬の演技構成です。
#1 WAMMES Jeffrey (NED)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロンダートひねり前転とび 前方伸身宙返り2回ひねり | RO 1/2 Hdsp Front Lay 2/1 | 6.8 | 9.300 | 0.1 | 16.000 |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 6.6 | 8.900 | 15.500 | |
Total: | 15.750 |
1本目、悪くない跳越だったが、前に大きく跳ねて片足ラインオーバーとなる。2本目はロペス(D:7.0)を狙ったが、ひねりが足らずドリッグスになってしまった。
#2 GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.433 | 16.433 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.300 | 16.300 | |
Total: | 16.366 |
1本目、着手時の脚の開きや曲がりが気になるが雄大な跳越。着地もわずかに動いただけ。2本目のドラグレスクも着地をほぼ決めた。
#3 BOUHAIL Thomas (FRA)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.366 | 16.366 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.533 | 16.533 | |
Total: | 16.449 |
1本目、着地はやや大きく跳ねたが非常に大きな跳越。2本目も少し跳ねたが見事なドラグレスク。着手時の姿勢もよく高いEスコアを出す。
#4 KOCZI Flavius (ROU)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.233 | 16.233 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ヨー2 | Hdsp Front Lay 5/2 | 7.0 | 9.183 | 16.183 | |
Total: | 16.208 |
1本目、後ろにラインオーバーぎりぎりの大きな1歩。2本目、着手時の脚の大きな開きが気になる。着地は前に両足1歩。
#5 ISAYEV Andriy (UKR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ローチェ | Hdsp Double Front | 6.6 | 9.266 | 15.866 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.233 | 16.233 | |
Total: | 16.049 |
1本目、表示はドラグレスク(D:7.0)だったが、ローチェを跳ぶ。跳越は大きかったが、前に両足1歩。2本目はル・ユーフを少しの跳ねで収める。
#6 YANG Hak-Seon (KOR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ヨー2 | Hdsp Front Lay 5/2 | 7.0 | 9.400 | 16.400 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ロペス | Kasamatsu Lay 2/1 | 7.0 | 9.133 | 16.133 | |
Total: | 16.266 |
1本目、姿勢もよく大きな跳越。着地は後ろに1歩。2本目も同様にいい跳越だったが、着地は大きく後ろに1歩。
#7 KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドラグレスク | Hdsp Double Front 1/2 | 7.0 | 9.233 | 16.233 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | ル・ユーフ | Tsukahara Double Pk | 7.0 | 9.400 | 16.400 | |
Total: | 16.316 |
1本目、着地わずかに動く。2本目、やや斜めに反れた跳越になったが着地をほぼ収める。
#8 RIVERA Luis (PUR)
D | E | Pen | Score | |||
1. | ドリッグス | Kasamatsu Lay 3/2 | 6.6 | 9.375 | 15.975 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2. | 前転とび前方伸身宙返り2回ひねり | Hdsp Front Lay 2/1 | 6.6 | 9.316 | 15.916 | |
Total: | 15.945 |
2本ともD:6.6。ともに姿勢がよく質の高い跳越だったが、着地は前に跳ねる。
BOUHAIL Thomas (FRA)
GOLOTSUTSKOV Anton (RUS)
KASPIAROVICH Dzmitry (BLR)
5人がD:7.0以上の跳越を揃え、大きな失敗もなかったため、そのまま上位5位に収まっています。D:7.0以上をそろえる場合は、ドラグレスクとル・ユーフの2回宙返り系か、ヨー2とロペスのひねり系かという組合せになっていますが、ここ何年かの種目別では2回宙返り系に分があるように思われます。北京オリンピックでブラニクと同点を出しながらタイブレイクで銀メダルとなったブエルが嬉しい初優勝。
by kaki_aqr
| 2013-06-28 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
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