2013年 05月 10日
2009年世界選手権:種目別ゆかの演技構成 |
2009 Worlds London (GBR) EF FX Routine Guide
2009年の世界選手権・ロンドン大会:種目別ゆかの演技構成です。
#1 ZOU Kai (CHN)
D:6.8
E:8.875
Score:15.675
伸身新月面から入る。2009年から組合せ加点のルールが変わったが、しっかり対応して4つもの連続技を入れている。最後は2008年までは月面だったが、3回ひねりに変えている。
#2 LEGENDRE Steven (USA)
D:6.2
E:8.750
Score:14.950
前宙ダブル~前宙ひねりという珍しい連続から入り、着地は動くがイポリトも決める。しかし、7からの連続が前方宙返り1回ひねり(C)のはずが前宙ひねりになってしまった。繰り返しになり組合せ加点も得られないため、大きくDスコアを落としてしまう。予定ではD:6.5のはずだった。着地はおおむねまとめる。
#3 DRAGULESCU Marian (ROU)
D:6.6
E:9.100
Score:15.700
最初は得意の伸身ムーンサルトだが、切り返しの前宙系は構成から外している。連続技の着地が相変わらず安定しないが、おおむね演技をまとめる。
#4 SHATILOV Alexander (ISR)
D:6.6
E:8.975
Score:15.575
ルール改訂に対応して4つの連続技を入れている。183cmの長身でよくここまでという演技。2008年からは大技がコリバノフ(F)から新月面に変わっている。最後も前年に失敗したアラビアン(D)から月面に変えた。
#5 GONZALEZ SEPULVEDA (CHI)
D:6.6
E:8.625
Score:15.225
タマヨ(後ろとびひねり前方伸身2回宙返り)から入る。側転や後転倒立を取り入れたコレオグラフがユニークで面白い。着地が全体的に動いており、Eスコアが伸びない。
#6 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
D:6.5
E:9.075
Pen:0.1
Score:15.475
1本目の3連続で最後を前方3/2にして個人総合よりもDスコアを0.1上げてきたが、片足ラインオーバーとなってしまう。途中の連続技でも着地が動く。新月面と3回ひねりはしっかり止めた。
#7 沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
D:6.6
E:8.825
Score:15.425
ロウ・ユン~前宙転の連続を見事に決め、会場が盛り上がる。7の後は前宙ひねり(B)へ連続する予定だったが、つなげられなかった。最後の月面は止める。
#8 FAHRIG Matthias (GER)
D:6.6
E:8.800
Score:15.400
最初にD+Dという高難度の連続技を決める。ラインオーバーに見えたがペナルティは付かなかった。アラビアン系が得意なようで3つも入っている珍しい構成。
DRAGULESCU Marian (ROU)
ZOU Kai (CHN)
SHATILOV Alexander (ISR)
ゆかは2009年から組合せ加点のルールが変わり、C+Cでは加点が付かなくなりました。また、3連続の場合も加点が1か所しか付かなくなったため、2008年まで流行していたC難度の宙返りの連続は見られなくなっています。Dスコアは6.5~6.6の間に固まっていますが、鄒凱がD:6.8という頭一つ抜けた難度となっています。
優勝は北京オリンピックで悔しい思いをしたドラグレスク。雄大な実施で趨凱を抑えました。3位には演技をまとめたシャティロフが入り、内村はラインオーバーでメダルを逃しました。
2009年の世界選手権・ロンドン大会:種目別ゆかの演技構成です。
#1 ZOU Kai (CHN)
1. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり | Double Back Lay 2/1 | F | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
3. | ~ヴァン・ローン | + 3/2 Front 1/1 | D | II | (CV:0.1) |
4. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
5. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
6. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
7. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | (CV:0.1) |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
テンポ宙返り | Whip Back | B | III | ||
9. | ~コロブチンスキー | + Thomas Lay | E | IV | (CV:0.1) |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.8
E:8.875
Score:15.675
伸身新月面から入る。2009年から組合せ加点のルールが変わったが、しっかり対応して4つもの連続技を入れている。最後は2008年までは月面だったが、3回ひねりに変えている。
#2 LEGENDRE Steven (USA)
1. | 前方かかえ込み2回宙返り | Double Front | D | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~前方宙返りひねり | + Front 1/2 | B | II | (CV:0.1) |
3. | 後転とび | Back Hdsp | A | III | |
4. | イポリト | Arabian Double Pk 1/1 | F | IV | |
5. | テンポ宙返り | Whip Back | B | III | |
6. | ~トーマス | + Thomas | D | IV | (CV:0.1) |
7. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
~前方宙返りひねり〈繰り返し〉 | + Front 1/2 | ||||
8. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
9. | コロブチンスキー | Thomas Lay | E | IV | |
10. | 後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返り | Arabian Double | D | IV |
D:6.2
E:8.750
Score:14.950
前宙ダブル~前宙ひねりという珍しい連続から入り、着地は動くがイポリトも決める。しかし、7からの連続が前方宙返り1回ひねり(C)のはずが前宙ひねりになってしまった。繰り返しになり組合せ加点も得られないため、大きくDスコアを落としてしまう。予定ではD:6.5のはずだった。着地はおおむねまとめる。
#3 DRAGULESCU Marian (ROU)
1. | 後方伸身2回宙返り1回ひねり | Double Back Lay 1/1 | E | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 前方宙返り1回ひねり | Front 1/1 | C | II | |
3. | ~ヴァン・ローン | + 3/2 Front 1/1 | D | II | (CV:0.1) |
4. | トーマス | Thomas | D | IV | |
5. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
6. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
7. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
8. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
9. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | (CV:0.1) |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III |
D:6.6
E:9.100
Score:15.700
最初は得意の伸身ムーンサルトだが、切り返しの前宙系は構成から外している。連続技の着地が相変わらず安定しないが、おおむね演技をまとめる。
#4 SHATILOV Alexander (ISR)
1. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~前方かかえ込み宙返り転 | + 3/2 Front | C | II | (CV:0.1) |
3. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
4. | 前方宙返り5/2ひねり | Front 5/2 | E | II | |
~前方かかえ込み宙返り | + Front | A | II | (CV:0.1) | |
5. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
6. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
7. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
8. | テンポ宙返り | Whip Back | B | III | |
9. | ~トーマス | + Thomas | D | IV | (CV:0.1) |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり | Double Back 1/1 | D | III |
D:6.6
E:8.975
Score:15.575
ルール改訂に対応して4つの連続技を入れている。183cmの長身でよくここまでという演技。2008年からは大技がコリバノフ(F)から新月面に変わっている。最後も前年に失敗したアラビアン(D)から月面に変えた。
#5 GONZALEZ SEPULVEDA (CHI)
1. | タマヨ | Arabian Double Lay | F | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
3. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
4. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
5. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | (CV:0.1) |
6. | 力十字倒立 | Press to Japanese Hdst | C | I | |
7. | テンポ宙返り | Whip Back | B | III | |
8. | ~トーマス | + Thomas | D | IV | (CV:0.1) |
9. | 前方宙返り5/2ひねり | Front 5/2 | E | II | |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.6
E:8.625
Score:15.225
タマヨ(後ろとびひねり前方伸身2回宙返り)から入る。側転や後転倒立を取り入れたコレオグラフがユニークで面白い。着地が全体的に動いており、Eスコアが伸びない。
#6 内村航平 UCHIMURA Kohei (JPN)
1. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
3. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | |
4. | 前方宙返り5/2ひねり | Front 5/2 | E | II | |
5. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり | Double Back 2/1 | E | III | |
6. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
7. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
9. | トーマス | Thomas | D | IV | |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.5
E:9.075
Pen:0.1
Score:15.475
1本目の3連続で最後を前方3/2にして個人総合よりもDスコアを0.1上げてきたが、片足ラインオーバーとなってしまう。途中の連続技でも着地が動く。新月面と3回ひねりはしっかり止めた。
#7 沖口誠 OKIGUCHI Makoto (JPN)
1. | ロウ・ユン | Double Side Strd 1/1 | E | IV | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~前方かかえ込み宙返り転 | + 3/2 Front | C | II | (CV:0.1) |
3. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
4. | ~前方宙返り5/2ひねり | + Front 5/2 | E | II | (CV:0.1) |
5. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
6. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
7. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
9. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III | |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり | Double Back 1/1 | D | III |
D:6.6
E:8.825
Score:15.425
ロウ・ユン~前宙転の連続を見事に決め、会場が盛り上がる。7の後は前宙ひねり(B)へ連続する予定だったが、つなげられなかった。最後の月面は止める。
#8 FAHRIG Matthias (GER)
1. | 前方宙返り2回ひねり | Front 2/1 | D | II | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~前方かかえ込み2回宙返り | + Double Front | D | II | (CV:0.2) |
3. | 後ろとびひねり前方屈身2回宙返りひねり | Arabian Double Pk 1/2 | E | IV | |
4. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
5. | ~前方宙返り1回ひねり | + Front 1/1 | C | II | (CV:0.1) |
6. | 後ろとびひねり前方屈身2回宙返り | Arabian Double Pk | E | IV | |
7. | ゴゴラーゼ | Gogoladze | C | I | |
8. | シュピンデル・ゴゴラーゼ | 1/1 Spindle to Gogoladze | D | I | |
9. | 伸腕屈身閉脚力倒立 | Pike Press to Hdst | B | I | |
10. | 後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返り | Arabian Double | D | IV |
D:6.6
E:8.800
Score:15.400
最初にD+Dという高難度の連続技を決める。ラインオーバーに見えたがペナルティは付かなかった。アラビアン系が得意なようで3つも入っている珍しい構成。
DRAGULESCU Marian (ROU)
ZOU Kai (CHN)
SHATILOV Alexander (ISR)
ゆかは2009年から組合せ加点のルールが変わり、C+Cでは加点が付かなくなりました。また、3連続の場合も加点が1か所しか付かなくなったため、2008年まで流行していたC難度の宙返りの連続は見られなくなっています。Dスコアは6.5~6.6の間に固まっていますが、鄒凱がD:6.8という頭一つ抜けた難度となっています。
優勝は北京オリンピックで悔しい思いをしたドラグレスク。雄大な実施で趨凱を抑えました。3位には演技をまとめたシャティロフが入り、内村はラインオーバーでメダルを逃しました。
by kaki_aqr
| 2013-05-10 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
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