2013年 04月 16日
本家本元:トーマス(ゆか) |
Originators : Thomas (FX)
開脚旋回の代名詞ともなっているトーマスですが、ゆかのトーマス(後ろとび3/2ひねり前方かかえ込み宙返り転)も今日たいへん多くの選手によって実施されている技です。

発表者はアメリカのカート・トーマス。1978年の世界選手権・ストラスブール大会で発表したとされており、同年と翌1979年の種目別ゆかで2連覇を果たしています。1979年の世界選手権・フォートワース大会では鉄棒でも優勝、個人総合、あん馬、平行棒で2位と活躍しており、1980年のモスクワオリンピックを西側諸国がボイコットしなければ、間違いなくオリンピックのメダリストになっていたことでしょう。
こちらがそのストラスブール大会の映像。最初のタンブリングでトーマスを実施します。英語で宙返り転は3/2 saltoと表現されるため"One and a Half Twisting, One and a Half Front Somersault"(1回半宙返り1回半ひねり)という実況を聞き取ることができます。
現在でもD難度の技で、伸身で行うE難度のコロブチンスキーとともにトップ選手の多くが演技に取り入れていますが、着地がない代わりに体をしっかり伸ばして転に持ち込むことが要求されており、正確に実施できる選手は多いわけではありません。手でゆかを支持していなかったり、転の後スムーズに直立できない場合は減点の対象になります。現在、最もきれいにトーマスを決めるのはやはり内村航平でしょう。
頭からゆかに飛び込んでいくかのような宙返り転技は、女子では危険なため禁止技となっています。個人的には、男子ならではのゆかの見せ場の一つと思っていましたが、近年男子でも制限の傾向が出てきています。かつてリピスキー(後ろとび5/2ひねり前方かかえこみ宙返り転)という技がありましたが、2006年のルール改訂時に禁止技として削除されています。現在は、新たな宙返り転の技を申請することは認められていません。
2013年のルール改訂ではそれまで2回だった宙返り転技が1回に制限されることになりました。また他の宙返り技と直接連続することも禁止となり、これまで多く実施されてきたテンポ宙返り~トーマス(B+D)のような連続技は見られなくなります。これは2011年の世界選手権・東京大会において田中佑典が後方宙返り3/2ひねり~ヴァン・ローン(C+D)に失敗し、脳震盪で演技を継続できなくなった事例が影響しているものと思われます。
開脚旋回の代名詞ともなっているトーマスですが、ゆかのトーマス(後ろとび3/2ひねり前方かかえ込み宙返り転)も今日たいへん多くの選手によって実施されている技です。

こちらがそのストラスブール大会の映像。最初のタンブリングでトーマスを実施します。英語で宙返り転は3/2 saltoと表現されるため"One and a Half Twisting, One and a Half Front Somersault"(1回半宙返り1回半ひねり)という実況を聞き取ることができます。
現在でもD難度の技で、伸身で行うE難度のコロブチンスキーとともにトップ選手の多くが演技に取り入れていますが、着地がない代わりに体をしっかり伸ばして転に持ち込むことが要求されており、正確に実施できる選手は多いわけではありません。手でゆかを支持していなかったり、転の後スムーズに直立できない場合は減点の対象になります。現在、最もきれいにトーマスを決めるのはやはり内村航平でしょう。
頭からゆかに飛び込んでいくかのような宙返り転技は、女子では危険なため禁止技となっています。個人的には、男子ならではのゆかの見せ場の一つと思っていましたが、近年男子でも制限の傾向が出てきています。かつてリピスキー(後ろとび5/2ひねり前方かかえこみ宙返り転)という技がありましたが、2006年のルール改訂時に禁止技として削除されています。現在は、新たな宙返り転の技を申請することは認められていません。
2013年のルール改訂ではそれまで2回だった宙返り転技が1回に制限されることになりました。また他の宙返り技と直接連続することも禁止となり、これまで多く実施されてきたテンポ宙返り~トーマス(B+D)のような連続技は見られなくなります。これは2011年の世界選手権・東京大会において田中佑典が後方宙返り3/2ひねり~ヴァン・ローン(C+D)に失敗し、脳震盪で演技を継続できなくなった事例が影響しているものと思われます。
by kaki_aqr
| 2013-04-16 21:00
| 本家本元 Originators
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