2013年 03月 12日
2007年世界選手権:種目別平行棒の演技構成 |
2007 Worlds Stuttgart (GER) EF PB Routine Guide
2007年の世界選手権・シュトゥットガルト大会:種目別平行棒の演技構成です。
#1 YOO Won-Chul (KOR)
A:6.8
B:9.175
Score:15.975
新たにドミトリエンコを入れ、ベーレも屈身にして2006年からAスコアを0.4も上げている。順調に演技を続けていたが、終末技前の倒立で突然バランスを崩して歩いてしまう。
#2 PETKOVSEK Mitja (SLO)
A:6.8
B:9.450
Score:16.250
棒下系の連続をスムーズに決める。その後も終末技まで非常にテンポのいい演技。9から前振りカット(C)につなぐのがいい。着地は後ろに1歩。
#3 星陽輔 HOSHI Yosuke (JPN)
A:6.5
B:9.350
Score:15.850
C難度技が3つ入る構成でAスコア的には苦しいが、美しい体線と切れのある技捌きで観客を魅了。特に棒下系の実施は素晴らしい。終末技もきれいに飛び出したが、着地は前に1歩出てしまった。
#4 CUCHERAT Yann (FRA)
A:6.5
B:8.850
Score:15.350
オリジナルのクシェラ/セレン(棒下宙返り背面倒立)が入る。現在は棒下宙返り倒立と同一枠となったためほとんど見られない珍しい技。ベーレで脚が開くなど実施に難ありで、7では支持(E)で受けるはずだったが失敗して腕支持扱いとなってしまう。
#5 HUANG Xu (CHN)
A:7.1
B:8.850
Score:15.950
D難度以上の技だけで構成され、Aスコアはなんと7.1。2つのモリスエとベーレ、そしてドミトリエンコが入るダブルバック(2回宙返り)のオンパレードとでも言うような構成だが、腕支持での受けに難があり3でダブルスイングの大過失。7や9の受けもかなりぎこちない。着地は止める。
#6 KIM Dae-Eun (KOR)
A:6.8
B:9.450
Score:16.250
切れのあるチッペルトを決める。棒下系の決めや腕支持での受けなど少しぎこちないところもあったが、難度の高い構成をおおむね安定した実施でまとめ、着地も止める。
#7 FOKIN Anton (UZB)
A:6.7
B:9.500
Score:16.200
新たに入れたモリスエを雄大に決める。軽やかかつ大きさのある演技を続け、最後の前方系の下りも柔らかに決める。
#8 YANG Wei (CHN)
A:7.0
B:8.900
Score:15.900
最後に優勝候補の登場という感じだったが、入りの棒下ひねり倒立でいきなり大きくバランスを崩してしまう。優勝した2006年からさらにAスコアを0.4もアップさせた構成で、その後は安定した実施を見せ、着地も止めただけに残念。
PETKOVSEK Mitja (SLO)
KIM Dae-Eun (KOR)
FOKIN Anton (UZB)
ルールへの対応が進みAスコアが全体的にかなり上がっています。B難度の単棒横向き開脚上がりを行っている選手も、トップ10技に入らないよう高い難度の技を揃えてきています。特に中国勢の2人はD難度以上の技だけで演技を構成し、7.0以上という高いAスコアにしてきました。
しかし、その中国勢が実施で失敗。A:6.7~6.8の3人による優勝争いとなりました。優勝は同点でペトコフセクとキム・デウンの2人。実施はフォキンの方がよく、Bスコアもそのとおりの結果となっていますが、Aスコアで及ばず。わずか0.05の差で3位となりました。
2007年の世界選手権・シュトゥットガルト大会:種目別平行棒の演技構成です。
#1 YOO Won-Chul (KOR)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
3. | 屈身ベーレ | Belle Pk | F | III |
4. | 屈身モリスエ | Morisue Pk | E | I |
5. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
6. | チッペルト | Tippelt | D | III |
7. | モリスエ | Morisue | D | I |
8. | ヒーリー | Healy | D | I |
9. | ピータース | Back Toss 1/4 to Hdst | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:6.8
B:9.175
Score:15.975
新たにドミトリエンコを入れ、ベーレも屈身にして2006年からAスコアを0.4も上げている。順調に演技を続けていたが、終末技前の倒立で突然バランスを崩して歩いてしまう。
#2 PETKOVSEK Mitja (SLO)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返り3/4ひねり倒立 | Basket 3/4 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
5. | ベーレ | Belle | E | III |
6. | チッペルト | Tippelt | D | III |
7. | ヒーリー | Healy | D | I |
8. | ピータース | Back Toss 1/4 to Hdst | D | I |
9. | 前方開脚5/4宙返り支持 | 5/4 Front Strd to Sup | E | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:6.8
B:9.450
Score:16.250
棒下系の連続をスムーズに決める。その後も終末技まで非常にテンポのいい演技。9から前振りカット(C)につなぐのがいい。着地は後ろに1歩。
#3 星陽輔 HOSHI Yosuke (JPN)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り3/4ひねり倒立 | Basket 3/4 to Hdst | E | IV |
4. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
5. | ベーレ | Belle | E | III |
6. | 車輪ディアミドフ | Giant Diamidov | D | III |
7. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
8. | ピータース | Back Toss 1/4 to Hdst | D | I |
9. | 単棒横向き閉脚浮腰上がり倒立 | Side Glide L Up to Hdst | C | III |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:6.5
B:9.350
Score:15.850
C難度技が3つ入る構成でAスコア的には苦しいが、美しい体線と切れのある技捌きで観客を魅了。特に棒下系の実施は素晴らしい。終末技もきれいに飛び出したが、着地は前に1歩出てしまった。
#4 CUCHERAT Yann (FRA)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
3. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
4. | クシェラ/セレン | Basket Inlocate to Hdst | D | IV |
5. | ベーレ | Belle | E | III |
6. | チッペルト | Tippelt | D | III |
7. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
8. | ヒーリー | Healy | D | I |
9. | 後方棒上宙返り倒立 | Back Toss to Hdst | C | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:6.5
B:8.850
Score:15.350
オリジナルのクシェラ/セレン(棒下宙返り背面倒立)が入る。現在は棒下宙返り倒立と同一枠となったためほとんど見られない珍しい技。ベーレで脚が開くなど実施に難ありで、7では支持(E)で受けるはずだったが失敗して腕支持扱いとなってしまう。
#5 HUANG Xu (CHN)
1. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
---|---|---|---|---|
2. | リチャード | Front Uprise Diamidov | E | II |
3. | 屈身ベーレ | Belle Pk | F | III |
4. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
5. | ベーレ | Belle | E | III |
6. | 屈身モリスエ | Morisue Pk | E | I |
7. | モリスエ | Morisue | D | I |
8. | ヒーリー | Healy | D | I |
9. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:7.1
B:8.850
Score:15.950
D難度以上の技だけで構成され、Aスコアはなんと7.1。2つのモリスエとベーレ、そしてドミトリエンコが入るダブルバック(2回宙返り)のオンパレードとでも言うような構成だが、腕支持での受けに難があり3でダブルスイングの大過失。7や9の受けもかなりぎこちない。着地は止める。
#6 KIM Dae-Eun (KOR)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | 屈身ベーレ | Belle Pk | F | III |
5. | チッペルト | Tippelt | D | III |
6. | ヒーリー | Healy | D | I |
7. | ベーレ | Belle | E | III |
8. | モリスエ | Morisue | D | I |
9. | ピータース | Back Toss 1/4 to Hdst | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:6.8
B:9.450
Score:16.250
切れのあるチッペルトを決める。棒下系の決めや腕支持での受けなど少しぎこちないところもあったが、難度の高い構成をおおむね安定した実施でまとめ、着地も止める。
#7 FOKIN Anton (UZB)
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | C | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | ベーレ | Belle | E | III |
5. | ヒーリー | Healy | D | I |
6. | モリスエ | Morisue | D | I |
7. | 前方開脚5/4宙返り支持 | 5/4 Front Strd to Sup | E | I |
8. | 支持前振り開脚抜き倒立 | Back Strd Cut to Hdst | C | I |
9. | チッペルト | Tippelt | D | III |
10. | 前方かかえ込み2回宙返り下り | Double Front | E | V |
A:6.7
B:9.500
Score:16.200
新たに入れたモリスエを雄大に決める。軽やかかつ大きさのある演技を続け、最後の前方系の下りも柔らかに決める。
#8 YANG Wei (CHN)
1. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
3. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
4. | 屈身ベーレ | Belle Pk | F | III |
5. | チッペルト | Tippelt | D | III |
6. | ヒーリー | Healy | D | I |
7. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
8. | ベーレ | Belle | E | III |
9. | ピータース | Back Toss 1/4 to Hdst | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
A:7.0
B:8.900
Score:15.900
最後に優勝候補の登場という感じだったが、入りの棒下ひねり倒立でいきなり大きくバランスを崩してしまう。優勝した2006年からさらにAスコアを0.4もアップさせた構成で、その後は安定した実施を見せ、着地も止めただけに残念。
PETKOVSEK Mitja (SLO)
KIM Dae-Eun (KOR)
FOKIN Anton (UZB)
ルールへの対応が進みAスコアが全体的にかなり上がっています。B難度の単棒横向き開脚上がりを行っている選手も、トップ10技に入らないよう高い難度の技を揃えてきています。特に中国勢の2人はD難度以上の技だけで演技を構成し、7.0以上という高いAスコアにしてきました。
しかし、その中国勢が実施で失敗。A:6.7~6.8の3人による優勝争いとなりました。優勝は同点でペトコフセクとキム・デウンの2人。実施はフォキンの方がよく、Bスコアもそのとおりの結果となっていますが、Aスコアで及ばず。わずか0.05の差で3位となりました。
by kaki_aqr
| 2013-03-12 21:00
| 五輪&世界選手権 OG&WC EF
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