2013年 02月 15日
内村航平 - 2010年世界選手権:個人総合の演技構成 |
UCHIMURA Kohei (JPN)
2010 Worlds Rotterdam (NED) AA Routine Guide
内村航平の2010年世界選手権・ロッテルダム大会:個人総合の演技構成です。
#1 ゆか FX
D:6.5
E:9.066
Score:15.566
3連続がなくなり、ヴァン・ローンにつなげるシリーズと前方系の連続を入れている。また、後方5/2の後が前方3/2になり、大技はアラビアンに戻っている。Dスコアは6.5と2009年の種目別から上がっていないが、安定感のある構成と実施になっている。
#2 あん馬 PH
D:6.0
E:9.000
Score:15.000
2009年と同じ構成。コンバインとウ・グォニアンでわずかに乱れたが、全体としては安定した実施。
#3 つり輪 SR
D:6.4
E:8.733
Score:15.133
新たにほん転逆上がり十字倒立を加え、2009年からDスコアを0.2アップさせている。実施もまずまずで着地をピタリと決めた。
#4 VT
着地、こらえきれずにわずかに跳ねてしまい悔しい表情を見せる。それでもEスコアは9.666と高得点。
#5 平行棒 PB
D:6.5
E:8.800
Score:15.300
ベーレは屈身で行いDスコアは6.5。2009年はかかえ込みでD:6.4だったが、このあたりはその時の調子や状況などで使い分けているように見受けられる。実施では後方車輪で1歩歩く。着地も後ろに2歩跳ねてしまった。
#6 鉄棒 HB
D:6.5
E:8.566
Score:15.066
新たにアドラー1回ひねり~ヤマワキの連続技を入れるが、個人総合では振り戻ってしまい連続できなかった。この連続は予選では成功させているが、団体でも振り戻っている。着地は見事に決め大歓声を巻き起こす。
Total D:38.5
Total Score:92.331
Rank:1st
2位以下に大差をつけての2連覇です。特にDスコアは2位のフィリップ・ボイ(ドイツ)が37.0、3位のジョナサン・ホートン(アメリカ)が37.6ですから圧倒的。鉄棒の連続技に失敗していますから、今回の予定Total Dは38.7だったことになります。しかし内村はこれに満足することなく、翌年の東京大会に向けてさらに構成を高めていくことになります。
2010 Worlds Rotterdam (NED) AA Routine Guide
内村航平の2010年世界選手権・ロッテルダム大会:個人総合の演技構成です。
#1 ゆか FX
1. | 後方宙返り3/2ひねり | Back 3/2 | C | III | |
---|---|---|---|---|---|
2. | ~ヴァン・ローン | + 3/2 Front 1/1 | D | II | (CV:0.1) |
3. | 前方宙返り1回ひねり | Front 1/1 | C | II | |
4. | ~前方宙返り2回ひねり | + Front 2/1 | D | II | (CV:0.1) |
5. | 後ろとびひねり前方屈身2回宙返りひねり | Arabian Double Pk 1/2 | E | IV | |
6. | 後方宙返り5/2ひねり | Back 5/2 | D | III | |
7. | ~前方宙返り3/2ひねり | + Front 3/2 | C | II | (CV:0.1) |
8. | フェドルチェンコ | Fedorchenko | C | I | |
9. | トーマス | Thomas | D | IV | |
10. | 後方宙返り3回ひねり | Back 3/1 | D | III |
D:6.5
E:9.066
Score:15.566
3連続がなくなり、ヴァン・ローンにつなげるシリーズと前方系の連続を入れている。また、後方5/2の後が前方3/2になり、大技はアラビアンに戻っている。Dスコアは6.5と2009年の種目別から上がっていないが、安定感のある構成と実施になっている。
#2 あん馬 PH
1. | 逆交差倒立 | Back Scissor to Hdst | D | I |
---|---|---|---|---|
2. | 正交差 | Front Scissor | A | I |
3. | Eフロップ | 4 Flops | E | IV |
4. | Dコンバイン | 2 Flops + R180 | D | IV |
5. | ウ・グォニアン | Russian Travel 3/3 720 | E | IV |
6. | マジャール | Magyar | D | III |
7. | シバド | Sivado | D | III |
8. | 一把手上縦向き旋回 | Pommel Loop | B | II |
9. | シュテクリB | DSB | B | IV |
10. | DSA倒立3/3移動下り | DSA to Hdst Travel 3/3 | D | V |
D:6.0
E:9.000
Score:15.000
2009年と同じ構成。コンバインとウ・グォニアンでわずかに乱れたが、全体としては安定した実施。
#3 つり輪 SR
1. | 後ろ振り上がり中水平支持 | Back Uprise to Maltese | E | III |
---|---|---|---|---|
2. | アザリアン | Back Roll to Cross | D | IV |
3. | ほん転逆上がり十字倒立 | Felge to Inv-Cross | D | III |
4. | 後ろ振り上がり十字倒立 | Back Uprise to Inv-Cross | D | III |
5. | 後ろ振り上がり倒立 | Back Uprise to Hdst | C | II |
6. | 屈身ヤマワキ | Yamawaki Pk | D | I |
7. | ヤマワキ | Yamawaki | C | I |
8. | ホンマ十字懸垂 | Whippet to Cross | D | III |
9. | ほん転逆上がり倒立 | Felge to Hdst | C | II |
10. | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り | Double Back 2/1 | E | V |
D:6.4
E:8.733
Score:15.133
新たにほん転逆上がり十字倒立を加え、2009年からDスコアを0.2アップさせている。実施もまずまずで着地をピタリと決めた。
#4 VT
D | E | Pen | Score | ||
シューフェルト | Yurchenko Lay 5/2 | 6.6 | 9.666 | 16.266 |
着地、こらえきれずにわずかに跳ねてしまい悔しい表情を見せる。それでもEスコアは9.666と高得点。
#5 平行棒 PB
1. | 前振り上がり開脚抜き倒立 | Front Uprise Strd Cut to Hdst | B | II |
---|---|---|---|---|
2. | 棒下宙返りひねり倒立 | Basket 1/2 to Hdst | E | IV |
3. | 棒下宙返り倒立 | Basket to Hdst | D | IV |
4. | 後方車輪倒立 | Back Giant to Hdst | C | III |
5. | ドミトリエンコ | Dimitrenko | E | II |
6. | 屈身ベーレ | Belle Pk | E | III |
7. | モリスエ | Morisue | D | I |
8. | 懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持 | Giant Back Toss 1/2 | D | III |
9. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
10. | 後方屈身2回宙返り下り | Double Back Pk | D | V |
D:6.5
E:8.800
Score:15.300
ベーレは屈身で行いDスコアは6.5。2009年はかかえ込みでD:6.4だったが、このあたりはその時の調子や状況などで使い分けているように見受けられる。実施では後方車輪で1歩歩く。着地も後ろに2歩跳ねてしまった。
#6 鉄棒 HB
1. | 屈身コバチ | Kovacs Pk | E | II |
---|---|---|---|---|
2. | シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手 | Stalder Hop 3/2 to MG | D | III |
3. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | IV |
4. | ヤマワキ | Yamawaki | D | II |
5. | エンドー | Endo | B | III |
6. | コバチ | Kovacs | D | II |
7. | コールマン | Kolman | F | II |
8. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I |
9. | 後方とび車輪3/2ひねり | Hop 3/2 to MG | C | I |
10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | V |
D:6.5
E:8.566
Score:15.066
新たにアドラー1回ひねり~ヤマワキの連続技を入れるが、個人総合では振り戻ってしまい連続できなかった。この連続は予選では成功させているが、団体でも振り戻っている。着地は見事に決め大歓声を巻き起こす。
Total D:38.5
Total Score:92.331
Rank:1st
2位以下に大差をつけての2連覇です。特にDスコアは2位のフィリップ・ボイ(ドイツ)が37.0、3位のジョナサン・ホートン(アメリカ)が37.6ですから圧倒的。鉄棒の連続技に失敗していますから、今回の予定Total Dは38.7だったことになります。しかし内村はこれに満足することなく、翌年の東京大会に向けてさらに構成を高めていくことになります。
by kaki_aqr
| 2013-02-15 23:17
| 内村航平 UCHIMURA
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